Lanius tigrinus – チゴモズ

Lanius tigrinus – チゴモズ

Scientific Name: Lanius tigrinusEnglish Name: Tiger ShrikeObserved in: Singapore Botanic Garden, Bedok ReservoirLocal Status: Uncommon MigrantObserved Timing: Dec-22, Jan-23 2022年の渡りのシーズンに会うことができたチゴモズ。1回目はスミレテリカッコウをSingapoe Botanic Gardenに見に行った時に。2回目はBedokにミナミヤイロチョウを見に行った時に出会った。そうしたスターバードと比べると少し地味だけれど、珍しい鳥であることには変わりなく人だかりを作っている。

Pycnonotus jocosus – コウラウン

Pycnonotus jocosus – コウラウン

Scientific Name: Pycnonotus jocosusEnglish Name: Red-whiskered BulbulObserved in: Singapore Botanic GardenLocal Status: Uncommon introduced residentObserved Timing: Dec-22 忘れもしない2022年のクリスマス。野鳥観察にでかけるもイマイチ成果に満足できず、帰りがけのダメ押しにSingapore Botanic Gardenに寄ることにした。しかし公園に近づくにつれ、なんだか嫌な感じがする。異変が空気を伝わってくる。そこには普段の穏やか風景はなく、そこかしこでシートを広げて下品で騒々しい宴会に興じている人だかりが出来上がっていた。巨大なレンズを人混みから守りつつ、立ち止まっては、遠くの木をめがけてそれを構える。とても場違いな感じがして、気恥ずかしかった。そんな中で、50m程度先の木の先端付近に、ふらっと現れたのが当種。元々ペットとして導入されたのが野生化した、というお決まりの(?)パターンで繁殖している。個体数はさほど多くなく。現時点では、このクリスマスの1回きり。もう少し近くで観察をしてみたい。 It’s an unforgettable Christmas 2022. I went out for birding, but it had not been satisfied one yet. So I decided to try Singapore Botanic Garden before going back to my home. It might have been wrong choice because the place was crazy crowded with the people celebrating the day.In such a situation, I carried around a huge lens as very like a stranger. I felt so out of place and embarrassed.However, this species appeared on the tip of a tree about 50m away. Originally introduced as pets. The number of individuals is not…

Dendrocygna javanica – リュウキュウガモ

Dendrocygna javanica – リュウキュウガモ

Scientific Name: Dendrocygna javanicaEnglish Name: Lesser Whistling DuckObserved in: Singapore Botanic Garden, Marina DriveLocal Status: Uncommon breeding residentObserved Timing: Nov-22, Dec-22 シンガポールにはカモがいない。いや、いるのだけれどとても少ない。日本では探さずとも、水辺に行けば冬鳥として飛来した何らかのカモがいるものだが、赤道直下の当地では貴重なのだ。ところで和名からして沖縄地方に生息していそうなものだが、どうやら近年は殆ど見られていないらしい。

Charadrius dubius – コチドリ

Charadrius dubius – コチドリ

Scientific Name: Charadrius dubiusEnglish Name: Little Ringed PloverObserved in: Pasir Ris Firm WayLocal Status: Uncommon MigrantObserved Timing: Feb-23 私にとってまだ海鳥は食指の伸びない深淵の世界である。どれもがモノトーンの似たような体色のため、同定が複雑すぎるのだ。その中では、コチドリは目の周りにはっきりとして黄色いリングを持つため判別は比較的容易だ。シンガポールには飛来してくる個体は多くはない。

Tringa totanus – アカアシシギ

Tringa totanus – アカアシシギ

Scientific Name: Tringa totanusEnglish Name: Common RedshankObserved in: Sungei Buroh Wetland ReserveLocal Status: Common MigrantObserved Timing: Oct-21, Nov-21, Nov-22 渡りの季節にこのSungei Burohに行けば無数の鳥類がみられる。なかでも多数派を占めるのがシギ科の子たちであり、足の色や嘴の長さで種の判別をするが、私にはもはや見分けは不能である。その奥深い世界に飛び込む日は来るのだろうか。。

Charadrius peronii – クロエリシロチドリ

Charadrius peronii – クロエリシロチドリ

Scientific Name: Charadrius peroniiEnglish Name: Malaysian PloverObserved in: Marina DriveLocal Status: Uncommon ResidentObserved Timing: Jan-22, Dec-22 襟元の黒も特徴的だけど、おかっぱみたいな髪の毛をしていた配色をしているのが、なんか昭和っぽい感じで親近感が沸く。そうした私の個人的な感情とは裏腹に、こいつらは非常に警戒心が強く、近づこうとするものならば、一定の距離を保って離れていく。そして追い詰めてしまうと翼を広げて飛び去ってしまう。じわりじわりとした我慢比べは、なんだか水中写真を撮ることにも似ている。

Anthus rufulus – ヒメマミジロタヒバリ

Anthus rufulus – ヒメマミジロタヒバリ

Scientific Name: Anthus rufulusEnglish Name: Paddyfield PipitObserved in: Marina DriveLocal Status: Common ResidentObserved Timing: Anytime Marinaの海沿いの良く刈り込まれた草むらに多く生息している。セキレイ科タヒバリ属であり、英語ではPipit。ピピッとなくのでPipitというらしい。

Eurystomus orientalis – ブッポウソウ

Eurystomus orientalis – ブッポウソウ

Scientific Name: Eurystomus orientalisEnglish Name: Oriental DollarbirdObserved in: Telok Blangah Hill Park, Coney Island, Pasir Ris Park etc.Local Status: Uncommon MigrantObserved Timing: Dec-21, Nov-22, Dec-22 2022年のシーズンにはどういうわけだか前年と比べて劇的に多数の観察機会を得ることができた。

Ardeola speciosa – ジャワアカガシラサギ

Ardeola speciosa – ジャワアカガシラサギ

Scientific Name: Ardeola speciosaEnglish Name: Javan Pond HeronObserved in: Bishan Ang Mo Kio ParkLocal Status: Uncommon MigrantObserved Timing: Feb-22 ほとんど毎年この場所に現れるレアバード。コサギとアオサギとアカガシラサギと当種が近くに居合わせていました。底辺に位置しているのはアカガシラサギで隅に追いやられ漁場にすら入らせてもらえません。コサギは果敢にエサ取りに来ますが、ジャワアカガシラサギの縄張りに入ると、全力で追い立てられます。ジャワアカガシラサギの方がコサギよりも背丈は小さいですが、気性は荒いようです。一方、アオサギは我関せずと悠々としており、ジャワアカガシラサギも手を出しません。鳥たちにもいろんな関係があるようです。実に興味深いです。

Strix seloputo – マレーモリフクロウ

Strix seloputo – マレーモリフクロウ

Scientific Name: Strix seloputoEnglish Name: Spotted wood owlObserved in: Pasir Ris ParkLocal Status: Uncommon ResidentObserved Timing: Jan-22, Dec-22 Pasir Risの駐車場脇でずっと営巣して子育てをしているモリフクロウ。いつ行ってもその姿を確認することができると思われるが、動き回っている機会にはなかなか出くわさない。

Pitta moluccensis – ミナミヤイロチョウ

Pitta moluccensis – ミナミヤイロチョウ

Scientific Name: Pitta moluccensisEnglish Name: Blue-winged PittaObserved in: Bedok Reservoir Local Status: Uncommon MigrantObserved Timing: Jan-23 何を好んでHDBに現れるのだろう。自身の人気ぶりを理解して餌付けされにでも来てるんじゃないだろうかと勘繰ってしまいたくなる。自然を相手に撮影する醍醐味は一期一会のその瞬間であり、偶然性は重要な要素である。そして、自然への関心や技術の修練を通して切り取れる瞬間は多様なものになっていく、つまり確率ゲームだけではなくなっていく、その過程こそが楽しい。というのをわざわざ書いたのは、当個体が餌付けされていたからである。この美しい鳥に出会えたこと自体は素晴らしい体験であったことは間違いないのだけど、なんとも複雑な気持ちにもなる。

Pitta sordida – ズグロヤイロチョウ

Pitta sordida – ズグロヤイロチョウ

Scientific Name: Pitta sordidaEnglish Name: Hooded PittaObserved in: Tampines, Jurong WestLocal Status: Uncommon migrantObserved Timing: Dec-21, Jan-23 当地に赴任して間もない2021年の11月。Hindhede Nature Parkを訪れたその日、早朝から長蛇の列が公園口にできあがっていた。パンデミックで入場制限でもかかっているのかと並んでみると、実はFairy Pittaを目的にBirderが大挙して押し寄せていたのであった。Pittaという鳥を認識したのはその時であった。その後もJurong Lake GardenにBlue-winged Pittaが長らく目撃されているなどしていたが、どういうわけか機会を逃し続け、私にとって漸く初見のお目見えとなった当科が当種となったのである。想像していたよりも一回り大きいが、ペンギンを彷彿とさせるフォルムや動きが卑怯なまでに愛らしい。東南アジアに数種が分布しており、そのどれもが選ばれしスターバード然とした美しい鳥だ。

Estrilda astrild – オナガカエデチョウ

Estrilda astrild – オナガカエデチョウ

Scientific Name: Estrilda astrildEnglish Name: Common WaxbillObserved in: Pasir Ris Firm WayLocal Status: Introduced ResidentObserved Timing: Feb-23 サハラ以南原産であるが、脱走したペットが当地においても外来種として繁殖をしている。多くの個体数が生息しているのを観察することができた。ふっくらした体型と赤色が美しくも可愛いので、手元に置いておきたい気持ちはわからないでもないけれど、その需要がこうして生態系に影響を与えている実態は、なんとも考えさせられるものでもある。

Lonchura maja – ヘキチョウ

Lonchura maja – ヘキチョウ

Scientific Name: Lonchura majaEnglish Name: White-headed MuniaObserved in: Paris Ris Farm WayLocal Status: Uncommon ResidentObserved Timing: Feb-23 2023年はおおよそ1か月にわたってヤマショウビンが継続的に観察され、しかも2022年に現れたYinshun Damのそれよりも撮影条件がずっと良かった。そのホットスポットに行ってみたときに初観察することができたのが当種。他にも多くのMuniaがいた。肝心のヤマショウビンは空振りした。

Lonchura punctulata – シマキンパラ

Lonchura punctulata – シマキンパラ

Scientific Name: Lonchura punctulataEnglish Name: Scaly-breasted MuniaObserved in: Dairy Firm Nature Park, Coney Island, Pasir Ris Firm WayLocal Status: Common ResidentObserved Timing: Anytime 当地で野鳥観察を始めて間もないころ、Dairy Firmの草むらで餌をつついていた。それからあまり見る機会がなかったけれど、Coney Islandでは幼鳥を見ることもできた。

Lonchura striata – コシジロキンパラ

Lonchura striata – コシジロキンパラ

Scientific Name: Lonchura striata English Name: White-rumped MuniaObserved in: Jurong Lake GardenLocal Status: Rare ResidentObserved Timing: Jan-22 シンガポールは綺麗に整備された公園が多数あり、いくつかは素晴らしい探鳥スポットである。Jurong Lake Gardenもその一つであるが、整備の一環として樹木が移動されてしまったり、そのために環境が変化してしまうことがある。草むらを好む当種であれば、草刈りが大規模になされてしまうと生息環境を失ってしまったりする。公園の景観維持とのトレードオフだし、あまりに整備されずに草木が多い茂りすぎると観察もしずらくなるし、良いアンバイというのは難しいものです。

Lonchura atricapilla – キンパラ

Lonchura atricapilla – キンパラ

Scientific Name: Lonchura atricapillaEnglish Name: Chestnut MuniaObserved in: Marina DriveLocal Status: Uncommon ResidentObserved Timing: Jan-22 そこまで珍しい種ではない気がするのだが、いまいちよい写真が撮れていない。それはカエデチョウ科が草木の生い茂る場所にいて、なかなか開けた場所にいてくれないこと、割と警戒心が強くて近寄るのが難しいこと、一つの場所にとどまらずに絶えず動き回っていること、、、、などと、理由を挙げるのは簡単だけど、イイワケだな(反省)。

Chrysococcyx minutillus – アカメテリカッコウ

Chrysococcyx minutillus – アカメテリカッコウ

Scientific Name: Chrysococcyx minutillusEnglish Name: Little Bronze CuckooObserved in: Conny Island, Jurong Lake GardenLocal Status: Uncommon ResidentObserved Timing: Dec-21 初めて自分で見つけることができた格好でとても思い出深い、アカメテリカッコウです。緑がかった光沢をもつ背中と、どぎつい赤のアイリングをもつ小さいカッコウ。最近見ていないなぁ。

Eudynamys scolopaceus – オニカッコウ

Eudynamys scolopaceus – オニカッコウ

Scientific Name: Eudynamys scolopaceusEnglish Name: Asian KoelObserved in: AnywhereLocal Status: Common ResidentObserved Timing: Anytime 当地において、ある意味最も知られている鳥なのかもしれない。それは彼らの鳴き声がモーニングアラームには早すぎて、睡眠妨害の被害が続出しているからだ。夜明け前から大声量で連続的にさえずるのには、いささかまいってしまった。しかし、その声量の持ち主の姿格好や、さえずる様子を観察した後には、不思議と不快ではなくなっていた。

Surniculus lugubris – オウチュウカッコウ

Surniculus lugubris – オウチュウカッコウ

Scientific Name: Surniculus lugubrisEnglish Name: Square-tailed Drongo-CuckooObserved in: Singapore Botanic GardenLocal Status: Uncommon Resident and MigrantObserved Timing: Dec-22 2022年の年末にかけて、Singapore Botanic Gardenでは多くのスターバードが観察されていた。その日も多くの人がViolet Cuckooを目的に朝から詰めかけていたが、私たちが到着した時にはもう朝一番のお目見えは済んでしまっていた。そんな中、ふわっと飛び込んできたのが当種。葉っぱの裏に待機している?毛虫をタラフクと召し上がっておりました。

Acridotheres tristis – インドハッカ

Acridotheres tristis – インドハッカ

Scientific Name: Acridotheres tristisEnglish Name: Common MynaObserved in: AnywhereLocal Status: Uncommon ResidentObserved Timing: Anytime そこら中に溢れているジャワハッカの中に時々紛れているのが当種インドハッカ。顔つきも柔らかく、遠慮がちに公園や道路脇を散策しているのがなんとも愛らしい。出会うと、四葉のクローバーを見つけたような、そんな嬉しい感覚があります。

Gracula religiosa – キュウカンチョウ

Gracula religiosa – キュウカンチョウ

Scientific Name: Gracula religiosaEnglish Name: Common Hill MynaObserved in: Singapore Botanic GardenLocal Status: Uncommon residentObserved Timing: Anytime 日本ではペットとして有名な当種は、乱獲等により個体数が減少しつつあるようであり、当地においても個体数は多くはない。Singapore Botanic Gardenの様々な場所で餌を啄んでいたり、樹上で佇んでいたりする光景を目にする一方で、その他の場所では一度も見かけたことはない。オレンジ色の嘴と黄色い肉垂れがとても綺麗。単体やペアでいる。

Dicrurus paradiseu – カザリオウチュウ

Dicrurus paradiseu – カザリオウチュウ

Scientific Name: Dicrurus paradiseuEnglish Name: Grater Racket-tailed DrongoObserved in: Dairy Firm Nature Park, Singapore Botanic Garden, Central Catchment etc.Local Status: Common residentObserved Timing: Anytime 当地で鳥見をし出してから間もなく目についた鳥であり、黒一色の地味な色合いながらも、尾から延びた飾り羽がなんとも南国っぽくて感動した。様々な場所で観察できるが、なんとなくCentral CatchmentやBotanic Gardenなどの割と樹木の込んだ場所にいるような気がしている。カラス科の亜科とされていたこともあるようであるが、オウチュウ科を形成している。当地では当種が最も一般的であり、他にも数種は希少である。

Dicrurus annectens – ハシブトオウチュウ

Dicrurus annectens – ハシブトオウチュウ

Scientific Name: Dicrurus annectensEnglish Name: Crow-billed DrongoObserved in: Singapore Botanic GardenLocal Status: Uncommon migrantObserved Timing: Nov-22 午前中からシトシトと降る雨の中、樹上に特徴的な尾を持つ黒い鳥がとまっていた。当地において、オウチュウ科の中では2番目に観察のしやすい当種ではあるが、1年を経て漸くの初見となった。同日、別の場所でも観察機会を得ることができ、正面顔を捉えることができた。なんとも愛嬌があって素敵な鳥である。

Zosterops simplex – ナンヨウメジロ

Zosterops simplex – ナンヨウメジロ

Scientific Name: Zosterops simplexEnglish Name: Swinhoe’s White-eyeObserved in: AnywhereLocal Status: Common introduced residentObserved Timing: Anytime メジロと言っても様々な種がいるようであり、当地ではナンヨウメジロの1種が観察されている。正直言って、日本で観察されるメジロ科の数種との見分けは良くわかないけど、眼の周りが当種のほうがぎらぎらしている(と思う)。群れで騒ぎ立てるように集まっていたり、単体で静かに餌を啄んでいたりする。なんの変哲もないけれど、爽やかな緑色が美しい。

Ficedula elisae – キムネビタキ

Ficedula elisae – キムネビタキ

Scientific Name: Ficedula elisaeEnglish Name: Green-backed FlycatcherObserved in: Dairy Firm Nature Park, Singapore Botanic GardenLocal Status: Uncommon migrantObserved Timing: Feb-22, Nov-22 スターバードの1種であり、観察報告がされると人だかりができあがる。とはいっても時期が合えば、そこまで珍しくはなく、少し暗がりになったような場所に単独でいることを見かけることがある。和名はチャイニーズヒタキと呼ばれることもあるようであるが、種の特徴をよく表しているキムネビタキの方が一般的なよう。一方、英名は深い緑色の背面を表した命名になっている。美しい鳥です。

Chrysophlegma miniaceum – シマベニアオゲラ

Chrysophlegma miniaceum – シマベニアオゲラ

Scientific Name: Chrysophlegma miniaceumEnglish Name: Banded WoodpeckerObserved in: Hindhede Nature Park, Singapore Botanic GardenLocal Status: Uncommon ResidentObserved Timing: Nov-21, Dec-22 Hindhede Nature Parkはブキティマの一角にある小さな公園であり、そのさらに一角にキツツキ科などの鳥が集まっていることがある。

Micropternus brachyurus – クリチャゲラ

Micropternus brachyurus – クリチャゲラ

Scientific Name: Micropternus brachyurusEnglish Name: Rufous WoodpeckerObserved in: Coney IslandLocal Status: Uncommon ResidentObserved Timing: Sometime 当地のキツツキ科の中でも、比較的観察機会が限られているのが当種であるように思う。Coney Islandでしか見たことがない。すっきりした顔周りと黒い目がかわいらしい。ところで、Rufousと名の付く鳥は多いが、それが赤茶色を意味することを鳥見を始めてから知った。

Picus vittatus – タケアオゲラ

Picus vittatus – タケアオゲラ

Scientific Name: Picus vittatusEnglish Name: Laced WoodpeckerObserved in: Hindhede Nature Park, Jurong Lake Garden, Coney Island etc.Local Status: Uncommon residentObserved Timing: Anytime キツツキ科の鳥たちを発見すると、彼らはすぐさま木を上に登っていき、撮影が困難になっていくことが多いけれど、樹上で羽を乾かしていた当種は数分間は開けた場所にとどまり続けていた。雨上がりには素敵な出会いが多い。

Yungipicus moluccensis – マレーコゲラ

Yungipicus moluccensis – マレーコゲラ

Scientific Name: Yungipicus moluccensisEnglish Name: Sunda Pygmy WoodpeckerObserved in: AnywhereLocal Status: Common residentObserved Timing: Anytime 当地で見られる最小のキツツキであるが、その足は垂直の樹木を捉えるべく、しっかりとした爪を持っている。日本にもいるコゲラによく似ているけれども別種である。ところで和名はマレーと冠しているが、英名のSundaとは西ジャワ州一帯のことを指すようである。

Dinopium javanense – ズアカミユビゲラ

Dinopium javanense – ズアカミユビゲラ

Scientific Name: Dinopium javanenseEnglish Name: Common FlamebackObserved in: AnywhereLocal Status: Common residentObserved Timing: Anytime 頭赤であることもあるが、黒色をしていることもある。雌雄による違いなのだろうか。とすると和名のズアカとはちょっと浅はかな命名なような気がしてしまう。黄土色の背中にFrame backを隠している。当地の様々な場所で観察機会があり、日本でいえば銀座にあたるOrchardの通りでも見かけたことがある(が、さすがに恥ずかしくて望遠レンズは取り出せなかった。。。)。

Anthreptes malacensis – チャノドタイヨウチョウ

Anthreptes malacensis – チャノドタイヨウチョウ

Scientific Name: Anthreptes malacensisEnglish Name: Brown-throated SunbirdObserved in: Sungei Buroh Wetland Reserve, Singapore Botanic Garden etc.Observed Timing: Anytime シンガポール赴任が決まってから購入した当地の野鳥図鑑、その観察地のリストの先頭にあったSungei Burohにとりあえず行ってみると、先にいたバーダーの1人が撮影していたのが当種であった。なんて綺麗が鳥がいるんだと感動した、初めて撮影したタイヨウチョウである。観察の機会は多いが何度見ても美しい。

Rhipidura javanica – ムナオビオウギビタキ

Rhipidura javanica – ムナオビオウギビタキ

Scientific Name: Rhipidura javanicaEnglish Name: Malaysian Pied FantailObserved in: AnywhereLocal Status: Common residentObserved Timing: Anytime 尾を上下に振ったり、それを扇状に広げたりと動きがかわいらしく面白い当種は、当地で見られる唯一のオウギビタキ科の鳥である。。。と書いていて、尾羽が綺麗に広がった写真が一枚も撮れていないことに気づいた。英名中のPiedは鳥類にしばしば見られる表現だが、「まだらな」という意味である。

Todiramphus chloris – ナンヨウショウビン

Todiramphus chloris – ナンヨウショウビン

Scientific Name: Todiramphus chlorisEnglish Name: Collared KingfisherObserved in: AnywhereLocal Status: Very Common ResidentObserved Timing: Anytime 当地のカワセミといったら当種であり、バーダーでなくとも一度は見たことがあるのではないだろうか。ギャーギャーというけたたましく鳴きながら樹間を飛び回っているのはお馴染みの光景であるし、シンプルな色合いながらも上品に存在感を放つ青緑色のおかげで、発見は容易である。

Pelargopsis capensis – コウハシショウビン

Pelargopsis capensis – コウハシショウビン

Scientific Name: Pelargopsis capensisEnglish Name: Stork-billed KingfisherObserved in: Singapore Botanic Garden, Sungei Buroh Wetland Reserve, Windsor Nature ParkLocal Status: Uncommon ResidentObserved Timing: Dec-21, Nov-22, Feb-23, Oct-24 当地最大のカワセミであり、ボチャンと音を立てて豪快に水中にダイブしていく。目の前を飛び去って行けばそれが一瞬であっても、間違えようのない存在感を放っている。水辺にいることが多い。インドネシアのスラウェシ島には当属のセレベスコウハシショウビンが生息しており、やはり大きな体をしている。