Threskiornis molucca – オーストラリアクロトキ

Threskiornis molucca – オーストラリアクロトキ

Scientific Name: Threskiornis moluccaEnglish Name: Australian white ibisObserved in: AdelaideLocal Status: Common ResidentObserved Timing: Nov-23 トキ科の鳥たちをシンガポールで見ることはないので、久しぶりの出会いに感動するも束の間、周りを見渡すとそこかしこにいるではありませんか。そして公園はおろか街中にも出没しています。どうやら 現地ではBin Chikenの別名を持っており、ゴミをあさってまき散らすカラス的なポジションを獲得してしまっているようです。なお、クロトキですがwhite ibisです。ややこしいったらありゃしません。

Cereopsis novaehollandiae – ロウバシガン

Cereopsis novaehollandiae – ロウバシガン

Scientific Name: Cereopsis novaehollandiaeEnglish Name: Cape Barren GooseObserved in: TasmaniaLocal Status: Common ResidentObserved Timing: Nov-23 Eagle Hawkneckで見かけた、1属1種を形成するロウバシガン属の鳥です。時に気性が荒くもなるようですが、観察時には悠々と複数個体で草をつついていました。

Anas castanea – アオクビコガモ

Anas castanea – アオクビコガモ

Scientific Name: Anas castaneaEnglish Name: Chestnut TealObserved in: TasmaniaLocal Status: Common ResidentObserved Timing: Nov-23 タスマニアの離島?コニー島の海面でみかけました。オーストラリア南東部やニュージーランドにも分布するようです。雄は濃い緑色の頭部を持っています。もう少し近くで撮りたいですが、水鳥はなかなか難しいですね。。

Chenonetta jubata – タテガミガン

Chenonetta jubata – タテガミガン

Scientific Name: Chenonetta jubataEnglish Name: Australian Wood DuckObserved in: AdelaideLocal Status: Common ResidentObserved Timing: Nov-23 子供を連れているのはメスで、水面に浮かんでいる写真はオスです。オーストラリアに固有種として広く分布するようで、観察した公園にも多くの個体が見られました。

Anas superciliosa – マミジロカルガモ

Anas superciliosa – マミジロカルガモ

Scientific Name: Anas superciliosaEnglish Name: Pacific Black DuckObserved in: Hobart, AdelaideLocal Status: Common ResidentObserved Timing: Nov-23 マルっとしたフォルムが何とも安心感を与える、カルガモです。オセアニアの広い地域に分布します。日本でも見られるカルガモと似ていますが、それぞれ新世界と旧世界のみに分布しています。どういう経緯で住み分けたのでしょうね。

Aythya australis – オーストラリアメジロガモ

Aythya australis – オーストラリアメジロガモ

Scientific Name: Aythya australisEnglish Name: HardheadObserved in: TasmaniaLocal Status: Common ResidentObserved Timing: Nov-23 英名のHardeadがしっくりくる、重厚な見た目をしています。メジロであることが特徴のはずですが、写真の個体は白くないです。というのはメスだからで、オスの目は際立った白色をしています。知識を踏まえたうえで、どの個体を狙えばいいのか判断しないといけないですね。勉強不足です。

Anas gracilis – ハイイロコガモ

Anas gracilis – ハイイロコガモ

Scientific Name: Anas gracilisEnglish Name: Gray TealObserved in: TasmaniaLocal Status: Common ResidentObserved Timing: Nov-23 深い赤いの目や、羽の繊細な折り重なりが美しいです。オーストラリアやニュージーランドなどに広く分布し、赤道を超えない範囲で渡りを行うようです。

Zosterops lateralis – ハイムネメジロ

Zosterops lateralis – ハイムネメジロ

Scientific Name: Zosterops lateralisEnglish Name: SilvereyeObserved in: TasmaniaLocal Status: Common ResidentObserved Timing: Nov-23 メジロは見分けが難しく、どれも同じようにしか見えないですが、当種は複雑な色の取り合わせを持っており、際立っているように思います。多くの亜種が存在しており、体色がそれぞれ異なっています。観察することができたタスマニアのは側面が茶色がかっているのが特徴です。島内では広く見られますが、よく動き回るので撮影は少し大変です。

Ocyphaps lophotes – レンジャクバト

Ocyphaps lophotes – レンジャクバト

Scientific Name: Ocyphaps lophotesEnglish Name: Crested pigeonObserved in: AdelaideLocal Status: Common ResidentObserved Timing: Nov-23 こんないかしたハトがいるのかと出発前からワクワクしていました。東南アジアで見かけるカラフルなFruit doveとはまた違った、かっこいい魅力があると思います。幸いにも公園の地面をつついている個体に出会うことができました。オーストラリアには広く分布するようです。

Microcarbo melanoleucos – シロハラコビトウ

Microcarbo melanoleucos – シロハラコビトウ

Scientific Name: Microcarbo melanoleucosEnglish Name: Little pied cormorantObserved in: Adelaide, TasmaniaLocal Status: Common ResidentObserved Timing: Nov-23 表情が面白くて撮影が楽しかった種です。Adelaideの公園や、Tasmaniaの海辺で見かけることができました。インドネシアのバリ島を含むスンダ列島でも見ることができるようです。

Tribonyx mortierii – タスマニアバン

Tribonyx mortierii – タスマニアバン

Scientific Name: Tribonyx mortieriiEnglish Name: Tasmanian nativehenObserved in: TasmaniaLocal Status: Common ResidentObserved Timing: Nov-23 タスマニアの固有種としては最も目撃回数が多かったのが当種でした。公園や海辺、道沿いで広く見られ、時に交通事故にあっている個体もおりました。和名はタスマニアオグロバンとすることもあるようです。

Fulica atra – オオバン

Fulica atra – オオバン

Scientific Name: Fulica atraEnglish Name: Eurasian cootObserved in: AdelaideLocal Status: Common ResidentObserved Timing: Nov-23 ユーラシア大陸やオセアニアの広範囲に分布する種であり、もちろん日本でも様々な水面でよく見ることができます。写真はオーストラリアで観察される亜種F. a. australisであり、ユーラシアのF. a. atraと比して頭部がスッキリしているかと思います。

Haematopus longirostris – オーストラリアミヤコドリ

Haematopus longirostris – オーストラリアミヤコドリ

Scientific Name: Haematopus longirostrisEnglish Name: Pied oystercatcherObserved in: TasmaniaLocal Status: Common ResidentObserved Timing: Nov-23 このコミカルな容姿に加えて、Oystercatcherというのに牡蠣をつつくシーンは見られないという、突っ込みどころ満載の鳥です。Coney Islandの海辺で見ることができました。確かにこの嘴だったら、Oysterをこじ開けるのは大変そうだなぁと思います。なんでこの名前になったのでしょう。

Haematopus fuliginosus – オーストラリアクロミヤコドリ

Haematopus fuliginosus – オーストラリアクロミヤコドリ

Scientific Name: Haematopus fuliginosusEnglish Name: Sooty oystercatcherObserved in: TasmaniaLocal Status: Common ResidentObserved Timing: Nov-23 日の入りのゴールデンタイムに海辺で見ることができました。なにかを彷彿とさせるなぁと写真を撮った時からおもっていましたが、それはすてきな三にんぐみだったことに気づきました。 ところで、この海岸では全裸の男女が夕日に向かって寒中水泳していました。自然と戯れるのにも様々な方法があることを知りました。 I was able to see it at the golden time of sunset by the seaside. I had thought since I took the photo that it reminded me of something, then now I realized it was a “The Three Robbers“. By the way, on this beach, there were naked men and women swimming in the cold sea towards the sunset. I learned that there are various ways to play with nature.

Charadrius cucullatus – ズグロチドリ

Charadrius cucullatus – ズグロチドリ

Scientific Name: Charadrius cucullatusEnglish Name: Hooded ploverObserved in: TasmaniaLocal Status: Common ResidentObserved Timing: Nov-23 海辺のチドリは鳥自体のフォルムと海の色が相まって素敵な被写体です。様々な理由で個体数を減らしつつあるようで、あまり近づきすぎないように気を付けて撮影しました。

Vanellus miles – ズグロトサカゲリ

Vanellus miles – ズグロトサカゲリ

Scientific Name: Vanellus milesEnglish Name: Masked lapwingObserved in: TasmaniaLocal Status: Common ResidentObserved Timing: Nov-23 他種には見られないような特徴的な肉垂を持ち、鮮やかな黄色が目を引く鳥です。しかしながら、どちらかというと現地では害鳥的な扱いを受けており、それは広く繁殖しすぎていることもありますが、大きな声で人間を恐れず威嚇してくる可愛げのなさに由来しているようなきがします。もうちょっと慎ましく生きていれば人気も出ただろうに。。 This bird has distinctive wattles not seen in other species, and its vibrant yellow color catches the eye. However, it tends to be treated as a nuisance bird locally, perhaps due to its widespread breeding and its lack of charm as it boldly intimidates humans with its loud voice. If it had lived a bit more modestly, it might have gained popularity…

Larus pacificus – ハシブトカモメ

Larus pacificus – ハシブトカモメ

Scientific Name: Larus pacificusEnglish Name: Pacific gullObserved in: TasmaniaLocal Status: Common ResidentObserved Timing: Nov-23 幼鳥から成鳥になるに従い、体色が美しい白に染まっていきます。魚の世界では幼魚の時は可愛かったのに、、というのは定番ですが、鳥の世界では成長となって美しさを開花させますよね。捕食される可能性が高い時期こそ、周りに溶け込んで目立たずにいる方が効果的な戦略である気がしますが、なぜに幼魚はあそこまで目立ちたがりな見てくれをしてるのでしょうね。長年の疑問です。 As they grow from juveniles to adults, their plumage gradually becomes a beautiful white. It’s a classic theme that in the world of fish, juveniles are cute. But in the world of birds, they bloom into beauty as they mature. For me it make more sense about the strategy of the birds, as it seems more effective to blend in and avoid standing out during for avoiding the risk. It’s a question that has puzzled many for years.

Larus dominicanus – ミナミオオセグロカモメ

Larus dominicanus – ミナミオオセグロカモメ

Scientific Name: Larus dominicanusEnglish Name: Kelp gullObserved in: TasmaniaLocal Status: Common ResidentObserved Timing: Nov-23 あからさまにデカいカモメで、それゆえに若干の恐怖を感じるほどの威圧感がある。港や海辺に悠然と佇んでいるのは天敵のなさゆえの余裕でしょう。翼開長は150cmにも達し、なんとクジラやアザラシを襲うこともあるようです。ちなみにカモメ科最大の種はオオセグロカモメであり、北大西洋に分布します。

Chroicocephalus novaehollandiae – ギンカモメ

Chroicocephalus novaehollandiae – ギンカモメ

Scientific Name: Chroicocephalus novaehollandiaeEnglish Name: Silver gullObserved in: Adelaide, TasmaniaLocal Status: Common ResidentObserved Timing: Nov-23 そこかしこに見られるカモメです。Adelaideではサンドイッチ屋さんの駐車場でパンくずを求めてたむろしていたのには驚きました。また、タスマニアの海岸では、夕日の波打ち際でダッシュをかましていました。なんの理由があったのかはわかりません。一般的な種であるだけに、いろいろなシーンに出会えるのは素晴らしいですよね。 It’s the gull most commonly spread in the Australia. It was surprise for me to see them at the parking lot of a sandwich shop in Adelaide, seeking breadcrumbs. Also, we ware able to see it on the coast of Tasmania, they were dashing around at the water’s edge during sunset. I’m not sure what their reasons were. Being a common species, encountering them in various scenes is wonderful anyways!

Eolophus roseicapilla – モモイロインコ

Eolophus roseicapilla – モモイロインコ

Scientific Name: Eolophus roseicapillaEnglish Name: GalahObserved in: TasmaniaLocal Status: Common ResidentObserved Timing: Nov-23 ホバートの街中から、ダイビングセンターがあるイーグルホークネックに向かう途中、道路脇の電線にとまっていました。目に入ったものがなんだったのか理解できず、2度見をしてしまいました。大陸では公園でも見かけるようで、オーストラリアがオウムやインコの聖地であることを再確認しました。その容姿はぬいぐるみのようですが、架空のものではありませんでした。すごい。。 On the way from Hobart to Eaglehawk Neck, it was perched on the lines. I was really unable to comprehend what I was seeing at a glance. It seems they can be seen even in city parks on the mainland, reaffirming Australia’s status as a haven for parrots. Its appearance is like a stuffed animal, but it wasn’t imaginary. Amazing…

Cacatua galerita – キバタン

Cacatua galerita – キバタン

Scientific Name: Cacatua galeritaEnglish Name: Sulphur-crested cockatooObserved in: TasmaniaLocal Status: Common ResidentObserved Timing: Nov-23 広く分布する大型のインコであり、飼育対象としても一定の需要があるようです。ラジャアンパットの農村でもそういった光景で出くわすことがありました。けたたましい声で鳴くので、飼おうという人の気持ちは正直全くわかりません。写真の木の洞穴は巣であるようで、先に1羽が入った後、周囲を警戒しているもう1羽の様子を撮影したものです。

Trichoglossus moluccanus – オーストラリアゴシキセイガイインコ

Trichoglossus moluccanus – オーストラリアゴシキセイガイインコ

Scientific Name: Trichoglossus moluccanusEnglish Name: Rainbow LorikeetObserved in: TasmaniaLocal Status: Common ResidentObserved Timing: Nov-23 AdelaideのBotanic Gardenでそこかしこに見ることができましたが、背の高い樹上に留まっていることが多かったので、絵になる状況に出くわすまでは思ったよりも時間を要しました。もともとはシンガポールにも生息するTrichoglossus haematodusと同種として扱われていましたが、別種となりました。

Platycercus caledonicus – アカビタイキクサインコ

Platycercus caledonicus – アカビタイキクサインコ

Scientific Name: Platycercus caledonicusEnglish Name: Green rosellaObserved in: TasmaniaLocal Status: Common Endemic ResidentObserved Timing: Nov-23 ど派手な配色のインコが多い中で、自然な美しさのあるタスマニアの固有種です。キクサと名前に入るとおり奥深い黄色をしています。が、どうやら飼育界隈からは地味という扱いを受け人気はあまりないとか。。現在は保護対象となっているそうです。

Platycercus eximius – ナナクサインコ

Platycercus eximius – ナナクサインコ

Scientific Name: Platycercus eximiusEnglish Name: Eastern rosellaObserved in: AdelaideLocal Status: Common ResidentObserved Timing: Nov-23 Botanic Gardenで探鳥しているときに見かけました。いかにも飼育されてそうなインコです。もう少し良いシーンでも撮りたかったですが、連日の寒冷ダイビングで疲れ果て、探鳥に出る余力はありませんでした。

Cacomantis flabelliformis – ウチワヒメカッコウ

Cacomantis flabelliformis – ウチワヒメカッコウ

Scientific Name: Cacomantis flabelliformisEnglish Name: Fan-tailed cuckooObserved in: TasmaniaLocal Status: Common ResidentObserved Timing: Nov-23 eBirdを参照すると、Bluney Islandの探鳥地で非常に良く見られている種として記録されています。峠の樹上でよく鳴いている個体を観察することができました。淡い色で可愛らしい容姿をしています。

Dacelo novaeguineae – ワライカワセミ

Dacelo novaeguineae – ワライカワセミ

Scientific Name: Dacelo novaeguineaeEnglish Name: Laughing kookaburraObserved in: TasmaniaLocal Status: Common ResidentObserved Timing: Nov-23 大型のカワセミであり、路肩の樹上や電線上で見られました。一般的な種ですが、ずんぐりとした体型に部厚い嘴が、普段観察するカワセミとはことなる特別感を醸しています。ワライカワセミ属にはこの他に3種が属していますが、なかでもハシブトワライカワセミという種に是非とも出会いたいです。ニューギニアに生息するようで、そこでの探鳥がますます楽しみになりました。万全の機材と装備で出かけます!

Malurus cyaneus – ルリオーストラリアムシクイ

Malurus cyaneus – ルリオーストラリアムシクイ

Scientific Name: Malurus cyaneusEnglish Name: Superb fairywrenObserved in: TasmaniaLocal Status: Common ResidentObserved Timing: Nov-23 いかがでしょうか。Kawaiiの権化のようなこの出で立ちです。爽やかなメタリックブルーも魅力的ですが、アンバランスに長い尾はどこか危うさを感じさせ、さらに気を魅かれてしまう要因となっているように思います。オーストラリアムシクイ科は全32種からなり、その名の通りオーストラリア区に分布します。

Pardalotus punctatus – ホウセキドリ

Pardalotus punctatus – ホウセキドリ

Scientific Name: Pardalotus punctatusEnglish Name: Spotted pardaloteObserved in: TasmaniaLocal Status: Common ResidentObserved Timing: Nov-23 ホウセキドリ、とても素敵な名前です。公園の隅の土手に営巣しており、オスとメスが共同して手入れをしている様子が観察でしました。TasmaniaのBruney IslandにはForty-spotted pardaloteという絶滅危惧種に分類されている当科の別種が生息していますが、残念ながらそれを観察することは叶いませんでした。

Acanthiza ewingii – タスマニアトゲハシムシクイ

Acanthiza ewingii – タスマニアトゲハシムシクイ

Scientific Name: Acanthiza ewingiiEnglish Name: Tasmanian ThornbillObserved in: TasmaniaLocal Status: Common ResidentObserved Timing: Nov-23 鳴き声はよく聞こえましたが、暗がりを移動して回るので姿を捕らえるのは簡単ではありませんでした。タスマニアの固有種です。トゲハシムシクイ科は60種以上を数えるオーストラリア区特有の鳥類です。今回はほんの一部地域を探鳥したにすぎず、オーストラリアの真価はまだ底知れません。

Manorina melanocephala – クロガシラミツスイ

Manorina melanocephala – クロガシラミツスイ

Scientific Name: Manorina melanocephalaEnglish Name: Noisy MinerObserved in: TasmaniaLocal Status: Common ResidentObserved Timing: Nov-23 Myna(ハッカチョウ)かと思っていたら、Minerでありミツスイ科の鳥でした。紛らわしい。。Botanic Gardenに足を踏み入れてから真っ先に目撃した種です。木の中に入ってしまうシャイな個体が多い印象を受けました。