Scientific Name: Exyrias belissimusEnglish Name: Mud reef-gobyObserved in: Pulau Hantu & Sentosa, SingaporeObserved Water Depth: Around 3-15mObserved Timing: Anytime オバケインコハゼと言ったら撮れそうで撮れないハゼであった。ファインダーを向けようとするとヌルっとサンゴの奥や岩陰に逃げ込まれ、悔しい思いを何度もしてきたのは私だけではあるまい。どんくさそうな見てくれに騙されてはいけないのだ。細心の注意を以てアプローチし、最小限の動きでそっとシャッターを切らねばならない。 しかし(!)、当地では撮り放題である。数が多く、サンゴやガレなどから離れたオープンスペースでぼーっとしているのをよく見かける。体調は大きいもので10cmを超える。幼魚は見ないが、若魚はそれなりに数がいる(写真3,4枚目がそれ。当初はマダラハゼか何かかと思ったが顔の特徴や胸鰭上部の様子はオバケインコハゼだ)。
Exyrias puntang – インコハゼ
Scientific Name: Exyrias puntangEnglish Name: Puntang gobyObserved in: Sentosa, SingaporeObserved Water Depth: Less than 3mObserved Timing: Anytime ヒルギ(マンングローブ)の根本にいる汽水域のハゼとして認識していましたが、当地では港の中の水深数メートルの開けた転石の周りにおり、姿を確認すること自体は容易ですが、写真を撮ろうと気取られた瞬間、ヌルっと岩陰に逃げていきます。 岸壁の縁に吹き溜まりとなっている泥まみれの海藻を、口の中に入れているのもよく観察されます。味覚があって食事をしているわけではないのかもしれないが(実際どうなんだろう)、この子には生まれ変わりたくはないなぁ。 成長した個体もまま見られ、その全長は100mmクラスのマクロレンズでは収めるのが困難なほどに大きくなります。背鰭は常時開きっぱなしでいます。インコハゼ属の特徴なのでしょうか。 Side Story photography 同属のイトヒキインコハゼ – Exyrias Akihito、豪華な鰭を全開にしながら泥がかった水底を移動している。学名はハゼ学者の上皇陛下への献名。高貴ですね。