Scientific Name: Congrogadus subducensEnglish Name: Carpet eel-blennyObserved in: Pulau Hantu & Sentosa, SingaporeObserved Water Depth: 5 – 10mObserved Timing: Nov-21, Mar-22 大きな個体では30cmを超えるウツボの様に長い体を持つメギス科の魚。マクロ生物の探索中には案外こういった大きい子には注意が向かないもので、上段の写真は、両個体ともガイドさんに教えていただき撮影することができた。写真右は寄生虫にやられているのがちょっと痛々しい(苦手な人は拡大しないほうがいいかも)。 3枚目はしばらくたった後に見つけたもの。メギス科の魚はアングルで顔の印象が大きく変わります。しょぼくれたおっさんみたいな感じになってしまいました。 http://www.wildsingapore.com/wildfacts/vertebrates/fish/pseudochromidae/subducens.htm
Neopomacentrus azysron – ビオラリボンスズメダイ
Scientific Name: Neopomacentrus azysronEnglish Name: Yellowtail demoiselleObserved in: Pulau Hantu, SingaporeObserved Water Depth: Around 10-15mObserved Timing: Nov-21, Feb-22, Jul-22 Yellow and blue is one of common coloring combination, especially for juvenile damselfish. However, this beautiful color won’t be lost even for grown-up Yellowtail demoiselle, that fact get this species remarkable from the other. 淡い青と黄色のスズメダイといえば、カンザシスズメダイ、アルファスズメダイ、タンポポスズメダイ、モンスズメダイなどが挙げられ、どの種もどこか可憐な魅力がある。それはきっと成長してしまうとの全く別のものになり果ててしまうことが、美しさに儚さを感じる理由の一つではないだろうか。 一方このビオラリボンスズメダイは、成魚になってもこの美しさを湛えることが許された種である。リボンスズメダイ属のシュッとした体型と相まって、凛とした魅力を持ち、見るものを惹きつけている。名前も素敵。 当地においては割と観察の機会が多い種であると思われ、10m以浅に単独・数匹の群れで生息している。日本だと西表エリアで見られるそうである(見たことはない)。 https://www.fishbase.se/summary/Neopomacentrus-azysron.html Side Story Photography
Choerodon anchorago – クサビベラ
Scientific Name: Choerodon anchoragoEnglish Name: Orange-dotted tuskfishObserved in: Pulau Hantu, SingaporeObserved Water Depth: Less than 5mObserved Timing: Anytime This is kind of wrasse, which is the most common in this observed area. We can see variety of phase as below. The young is often with the Chlorurus spilurus. ご覧の通り、幼魚から成魚まで様々な成長段階の本種が当地では観察できる。個体数は多いが、動き回るベラを捉えるには、最低限の透明度が確保されてなければならず、撮影機会は意外に多くはない(←単なる実力不足の言い訳なきもする)。 胸鰭や臀鰭を広げるディスプレイらしき行動をしていることがままある(写真2枚目がそれに一番近い)。若魚の段階の当種はリンク先のブダイと混泳しながら餌を探している姿をよく見かける。幼魚の本種は、例によってひらひらとフォーカスをかわしながら泳いでいく。移動はするが範囲は限られており、容易にベストショットを撮らせてもくれないため、一個体でいつまででも遊んでいられる。傍から見たらやばいやつだが、その姿をみるのはダイバーであり、ダイバーはみんな幼魚が好きだから問題はない。はず。 https://www.fishbase.de/Country/CountrySpeciesSummary.php?c_code=702&id=5502
Siganus javus – ストリークドスパインフット
Scientific Name: Siganus javusEnglish Name: Streaked spinefootObserved in: Sentosa, SingaporeObserved Water Depth: Less than 5mObserved Timing: Anytime Lightroomで魚類のデータベースを管理し始めたころから、魚の図鑑を見ること機会が増えいつしか形を見たら科の同定くらいはできるようになった。それでも最初のページの方の魚たち(*1)には未だ苦手意識があり、当種の属するアイゴ科についても、種名は一つたりとも記憶にない。ちなみに、海外の魚の同定となると、日本のように良く纏まった情報が本当に限られていて、種にたどり着くまでに苦労することが多い。 水深数メートルをせわしなく集団で泳いでいるのをよく目にする。通常種である上に意外に動きも早いので、ちゃんとした写真を撮ることを後回しにしているけれど、よくみれば可愛い顔をしているし綺麗。 (*1)銀色の魚、スズメダイ以外の何とかダイとかそういう人たち。ハゼやらベラ、ギンポなんかは図鑑の後ろに纏まっているので、図鑑は後ろの方から使い込まれていく。
Chaetodon octofasciatus – ヤスジチョウチョウウオ
Scientific Name: Chaetodon octofasciatusEnglish Name: Eight-banded ButterflyfishObserved in: Pulau Hantu, SingaporeObserved Water Depth: 5- 10mObserved Timing: Anytime If somebody know why this is called eight banded even it has only 7 bars on his body, please tell me.I understand the band on a face shall be out of a counting. It’s the big mystery… 英名も学名/和名と同じくEight-banded Butterflyfish。側面を見たら線は7本なんじゃないのかと思ったが、正面にもう一本あるのでヤスジになるってことなのだろうか、、と気になっていたところ、とあるきっかけで紹介をいただいた「素敵なセブの仲間たち 魚類編」(*1)という凄まじい図鑑にも、このことが書いてあって、やっぱり良く分からないという結論に至りました(ちなみにChaetodon punctatofasciatus – シチセンチョウチョウウオは本種とはまったく別の見た目の子)。 黄色い個体もおり、そっちが所謂Variationなのかと思いきや、この写真の個体がWhite Variationであるとのこと(*2)。日本にも生息している。 (*1) http://aqbudsliloan.iinaa.net/book.htm?fbclid=IwAR3NWC2amaqyTWecLTYltJD2bvTH-_vOTEfpK-DDabXUSnpGrYGqlGFs6W0(*2) ギンガハゼも英名はYellow Prawn Gobyであるから、黄化個体が本筋であり、そうでないあの灰色っぽいやつがVariationのような扱いになっている。そういわれて見れば、なんだか黄色いやつの方をよく見る気がしないでもない。
Diploprion bifasciatum – キハッソク
Scientific Name: Diploprion bifasciatumEnglish Name: Barred soapfishObserved in: Pulau Hantu & Sentosa, SingaporeObserved Water Depth: 5-15mObserved Timing: Anytime As its name “Soapfish”, this is slimy because its body is covered by mucus with poison. With its cowardly and sensitive nature, quite difficult to get a fair quality picture. However, I can not find a point deserve for that effort about this fish. hahaha. もやっとした写真を載せるのには、若干のためらいはあるものの、警戒心が物凄く、全く近寄ってもくれないし、寄らせてもくれない。そしてその努力をしたいとも正直思えない。ので、これでいい(魚の種類は多いのだから、ご贔屓の子だったりそうでなかったり、いろいろあるのだ)。 ちなみに写真のこの子(およびもう1匹一緒にいる。ペアだろうか。)は、当地では非常にレアなイソハゼ属が生息しているサンゴを根城にしており、私がその観察のためにサンゴに近づくと、彼らはいそいそと出かけていく。そしてそのサンゴの周りで延々とイソハゼを探している私に対して、遠巻きに「早くどっかいけ」という視線を送ってくる。だが、私は必死なのだ。君をどこかに追いやっている間、君が捕食される危険性はほどんどないだろうから、どうか許してほしい。 なお本種ハタ科に属し、ヌノサラシ同様体の表面はぬるぬるしている粘液毒に覆われているとのこと。水中で見てもなんだかぬるぬるしてそうだものね。
Sphaeramia orbicularis – ホソスジマンジュウイシモチ
Scientific Name: Sphaeramia orbicularisEnglish Name: Orbicular CardinalfishObserved in: Sentosa, SingaporeObserved Water Depth: Less than 1mObserved Timing: Anytime 本家(?)マンジュウイシモチも食ったらまずそうだけど、こっちもなかなかな見た目をしている。薄暗い桟橋下などの水深数センチを、集団で漂っておりちょっと怖い。いや、ちょっとではなく、かなり不気味で私は嫌いだ。この体色と動きの少なさのためなんだろうか、生気が感じられずに、死体が浮いてる感じがしてしまってダメだ。 しかし苦手なものから逃げつづけてはいけないので(?)写真を取り直してきた。。が、被写体は幼魚にした。幼魚については、よく見ると第一背鰭と腹びれには黄色や赤い色が入っているし、目も少し充血しており、本家マンジュウの面影が感じられる。これなら、かわいいといえる範疇か。ただ、パンツ部分はどう頑張ってもこんな感じの色で、地味である。 ザ・マンジュウの姿は以下のリンクから。確かにこうしてみると本種のほうが横帯が細筋ですね。
Aeoliscus strigatus – ヘコアユ
Scientific Name: Aeoliscus strigatusEnglish Name: RazorfishObserved in: Pulau Hantu & Sentosa, SingaporeObserved Water Depth: Less than 10mObserved Timing: Nov-21, Mar-22, Jun-22 Razorfish means another fish in Japanese, Ghost Pipefish.I agree that Aeoliscus strigatus looks more like a Razor, it has silver sharp appearance indeed. 群れを成して逆さで泳ぐヘコアユ。水底から効率よく給餌しつつ、集団でいることで危険察知も怠らない、よくできた仕組みだと感心してしまう。ただ当地ではせいぜい数匹の群れになっており、防御力が低くなっている感じがする。英名はRazorfishで、よく訳すればカミソリウオ。でもカミソリウオはGhost Pipefish。紛らわしい。 Side Story Photography 画面に入りきらなかった子たちも含めて50匹はくらいの群れだった。上下に漂いながらフワフワ泳いでいる。見てい楽しい。沖縄にて。 カミソリウオ(左)および、カミソリウオ科のニシキフウライウオ(中央・右)。撮影はいづれも日本。
Valenciennea puellaris – オトメハゼ
Scientific Name: Valenciennea puellarisEnglish Name: Maiden gobyObserved in: Pulau Hantu, SingaporeObserved Water Depth: Around 10mObserved Timing: Feb-22 Something was passing through in front of me. But cannot identify because it was too small. I gazed the thing again and come to know it is a Valenciennes genus, moreover it looks Maiden goby. Ventral fin can be colored black as this individual but mostly it is noncolored. This variation about ventral fin color can be observed for some species.This micro thing feed on something in the sand and its fins are fully opened. 水底を何やら小さな物体が移動している。何だろうとファインダーを覗いてみると、クロイトハゼ属の幼魚。オトメハゼっぽいんだけど、胸鰭が黒いからオトメハゼではない??もしかして新種を見つけてしまったか!!?などと考えながらシャッターを切りまくった。 現像中によくよく見てみるとやっぱりオトメハゼであり、胸鰭の色は種を区別するものではないらしい(ヤノウキも白かったり黒かったりする)。何かを発見して新種などと考えもしないのが普通であると思うが、海の中ではあり得なくもないのがロマンのあるところである。 ところで当個体は、成魚にもみられるように砂中の餌を濾し取りながら食事をしていたわけだが、興奮状態で鰭を伸ばし切ってくれている。この彼の口元はどういうことになっているのか、こうしてみてもよくわからない(上唇?がぐっと下に下がっているのかな)。激しい。 Side Story Photography ちなみにクロイトハゼ属といったらペア行動であり、オトメハゼもまた写真のように仲良く水中を散歩している。撮影は例によって日本。
Sphaeramia nematoptera – マンジュウイシモチ
Scientific Name: Sphaeramia nematopteraEnglish Name: Pajama CardinalfishObserved in: Pulau Hantu, SingaporeObserved Water Depth: Arounrd 5mObserved Timing: Nov-22 This fancy appearance fish has a lovely name “Pajama Cardinalfish” which wears a white and red dot pants. That juveniles is a idol in brackish water, though I start to reckon, herein Singapore, that adult is also great model. It has soooo gorgeous fins. 英名はPajama Cardinalfish、和名にマンジュウ、愛称はイチゴパンツ、これら名前のインパクトに加えて、この見た目である。突っ込みどころが多く欲張りな(?)テンジクダイ科のマンジュウイシモチは忘れがたい存在だ。流れのない穏やかな内湾のサンゴ域に生息している印象で、当地でもそういった環境を好んでいるように思われる。成魚は黒ずみ体色から鮮やかさが薄れていくので、これまで撮影対象とはしてこなかった。しかしこうしてみると、鰭の一つ一つが大きく、そして複雑な色をしていることに気づく。当個体は非常に敏感に気配を察知してサンゴ影に隠れようとするのだが、こんなにド派手に着飾ってシャイという矛盾した性質も面白い。 Side Story Photography ユビエダハマサンゴの周りに漂う当種の幼魚。サンゴの中にいることが多いがどういうわけか外に出てフワフワしていた。体色が成魚に比べて澄んでいる(水も澄んでいる!)。
Cheilodipterus quinquelineatus – ヤライシモチ
Scientific Name: Cheilodipterus quinquelineatusEnglish Name: Five-lined cardinalfishObserved in: Pulau Hantu & Sentosa, SingaporeObserved Water Depth: 3-8 mObserved Timing: Anytime 日本でも一般的にみられるヤライシモチ。よく見ると鋭い歯を持っている。見たまんま肉食でゴツイ顔をしていますが、口内保育をします。 似た種にCheilodipterus isostigmusがおりこれは日本にはいない。見分けは尾鰭付け根の黒斑の位置によるらしいが、非常に微妙です。 ちなみに写真一枚目の背景の青緑がかったサンゴは所々にみられるます。他サンゴと異なり堆積物が溜まりにくいようであり、綺麗な状態でいることが多く、イソハゼが乗っかっていないかと、探しているが未だ見たことはない。 Side Story Photography 名前にリュウキュウとつけばこの通り、Cheilodipterus macrodonです。ヤラってなんなんでしょう。撮影は日本です。
Priolepis nuchifasciata – オレンジリーフゴビー
Scientific Name: Priolepis nuchifasciataEnglish Name: Orange reef gobyObserved in: Pulau Hantu, SingaporeObserved Water Depth: Around 10mObserved Timing: Nov-21, Dec-21, Jan-22 Red colored Priolepis is very uncommon in Japan and this place gives me the first opportunity. これまでに潜った当地の潜水ポイントは都市部に隣接した内湾であり、大きなハングや根を見たことがない。また、転がっている岩の大きさも中途半端である。そのためなのだろうか、潜り始めてから6か月経った現在に至るまで、ベニハゼ属を全く見つけられていない。 しかしながら、小さめの岩の裏側を覗き続けて、代わりに出会えた「逆さの赤いハゼ」が、イレズミハゼの本種となった。日本では黄色がかった奴らしかみたことがなかったため、とても興奮した(赤い魚ってなんだか特別ですよね)。 小さいながらも奥行きのある根の裏についており、一度環境を覚えてしまえば、場所のアタリはつけやすい。20本余りのダイビングで4~5個体は見ているので、個体数は多くはないがそれなりにいるものと思われる。 写真1枚目は腹がパンパンに張っており、抱卵している個体な様にも見える。大きさはせいぜい5㎝ないくらい。2枚目は幼魚であり、これは2cm未満かな。
Cryptocentrus sericus – フタホシタカノハハゼ
Scientific Name: Cryptocentrus sericusEnglish Name: Ventral-barred shrimpgobyObserved in: Pulau Hantu, SingaporeObserved Water Depth: 3-15mObserved Timing: Anytime Cryptocentrus looks one of dominant genus of this area, especially this species, Ventral-barred shrimp-goby is the major and observed easily. Yellow variation is also very common. 1st dorsal fin has beautiful complexed color, also that shape is one of the key to separate this goby from Cryptocentrus cinctus – yellow prawn-goby. シンガポール内湾にはイトヒキハゼ属が多く生息しており、なかでもこのフタホシタカノハハゼはMaudae Shrimpgobyに次ぐ個体数を維持しているように思われます。黄化個体の割合は若干低い程度で、やはりごく一般的な種である印象です。日本では会えたらちょっと嬉しいハゼだと思いますが、ここではご覧の通り成魚から幼魚まで様々な成長段階の個体を、難なく観察することができます。シンガポールのダイビングも捨てたものじゃないでしょう。なお生息環境は10m前後であり、水深が5m未満のSentosa Coveでは一度も見たことはありません。
Cheilodipterus isostigmus – ドッグトゥースドカーディナルフィッシュ
Scientific Name: Cheilodipterus isostigmusEnglish Name: Dog-toothed CardinalfishObserved in: Sentosa, SingaporeObserved Water Depth: Less than 5mObserved Timing: Apr-22, Jun-22 I observe only a few individual of this species in Singapore, probably it is uncommon. However, spotting this is not a difficult. They are still in the same area even after 2months from the first spot. This green coral must be his favorite place. Distinguishing it from the five-line cardinalfish is complicated. ヤライシモチとの見分けが図鑑上の写真では微妙でよくわからないと思ったが、いざ見てみると雰囲気は全然違った。体高はやや高く、ベースとなっている白色はより明るい感じがする。大きさも一回り大きいだろうか。大きさや色は個体差によるところがあると思うので、また別の観察機会があれば嬉しい。 ちなみに図鑑における分類の方法は尾鰭つけ根の黒斑が縦帯のライン上にあればヤライシモチ、若干上にあれば本種と書いてある。確かに若干上にあるような感じがしないでもない。
Pomacentrus tripunctatus – オリオンスズメダイ
Scientific Name: Pomacentrus tripunctatusEnglish Name: Three-spot DamselfishObserved in: Sentosa, SingaporeObserved Water Depth: Less than 3mObserved Timing: March Damselfish is one of the popular object for macro photography, especially that juvenile has beautiful shape and colors. This three-spot damsel is also such the one with shining blue in shallow sea. It’s named “Orion damsel” in Japanese, that sounds nicer right? However I still do not recognize where is the missing another “spot”?? It might be appeared when it is grown up? 水深2-3mの浅瀬を泳いでいた当種の幼魚です。尾鰭付根の明るい青色の模様が特徴。肉眼ではもう少し腹側が黄色がかって見えたと記憶していたが、こうして写真に撮ると黄色みはなく、全身が様々な青で彩られていることに気付きます。なお、例によって成魚は地味になるよう。 ところで、オリオンといえば三ツ星ですが、背鰭の眼状斑と尾鰭つけ根の模様、そしてもう一つはどう観察してもそういった外見的特徴を見つけることはできません。ちなみに英名はThree spot damsel。和名にはすでにミツボシクロスズメダイがいるので、ミツボシスズメダイとはせずにオリオンとしたのでしょうか?真相はわかりませんが素晴らしいです。
Dischistodus fasciatus – バンデッドダムセル
ダンダラスズメダイ属の本種は、当地においてはそれほど多くみられる種ではない。 したがい水深2m程度の浅瀬を泳ぎ去ろうとしたって、珍しいですよオーラが駄々洩れになっているのだから、何事もなく私の前を通れると思うのは、リスク管理がなっていないとしか言いようがない(?)。次の瞬間には滅多にすることない全力のフィンキックで追いかけていた。 写真は若魚~成魚の段階であり、幼魚はもうちょっと可愛い。見たい。 https://www.fishbase.de/summary/9982 http://www.wildsingapore.com/wildfacts/vertebrates/fish/pomacentridae/fasciatus.htm
Lutjanus johnii – カドガワフエダイ
Scientific Name: Lutjanus johniiEnglish Name: John’s snapperObserved in: Sentosa, SingaporeObserved Water Depth: Less than 5mObserved Timing: Anytime Lutjanus ehrenbergii – ミナミフエダイなのかと思ったが、どうやら違うかもしれない。 https://www.fishbase.de/summary/lutjanus-ehrenbergii
Hyporhamphus dussumieri – マルサヨリ
Scientific Name: Hyporhamphus dussumieriEnglish Name: Dussumier’s halfbeakObserved in: Sentosa, SingaporeObserved Water Depth: Less than 1mObserved Timing: Anytime 水面に浮かんでいる餌を食べるために、水深数センチを集団で泳いでいる。よく見れば伸びているのは下顎であり、その吻が上方に湾曲していることで、獲物を掬い取って捕食可能な形状となっている。いままでカジキと同じく上顎が伸びているもんだと思い込んでいたが、物凄い受け口の魚であった! ところで、サヨリといっても、様々な種がいるようであり、当地に生息する海水性のサヨリということで、当たったのが当種、マルサヨリだった(もしかしたら違うのかも)。
Doryrhamphus dactyliophorus – オイランヨウジ
Scientific Name: Doryrhamphus dactyliophorusEnglish Name: Banded pipefishObserved in: Sentosa, SingaporeObserved Water Depth: Less than 5mObserved Timing: Anytime サンゴ下にイソハゼでもおらんかとライトを照らしてみたら現れました。
Periophthalmodon schlosseri – ジャイアントマッドスキッパー
In Singapore 当地の干潟に時期にいけば、そこかしこに見られる本種ではあるが、ヒレを広げた姿はなかなか珍しいのではないだろうか。写真下段の通り2匹が不意に近寄ってしまい、お互いが威嚇する数秒間だけ開いてくれた。なんというか、確かに重そうで、開くのが大変そうである。
Upeneus tragula – ヨメヒメジ
https://www.fishbase.de/Country/CountrySpeciesSummary.php?c_code=702&id=5443
Huenia heraldica – コノハガ二
In Singapore どこに個体がいるかわかるでしょうか。画面中央につぶらな瞳を2つ確認できたら全体を認識しやすいかもしれない。緑や茶色の個体を日本で見ることはあったが、紫色の個体もいるというのは新しい発見であった。背負っている海藻も独特で当地の環境に馴染むようになっている。 In Japan 透き通った綺麗な緑色のコノハガニ。
Chelonia mydas – アオウミガメ
Scientific Name: Chelonia mydasEnglish Name: Green sea turtleObserved in: Pulau Hantu, SingaporeObserved Water Depth: 10mObserved Timing: Nov-21 カメとかイルカ・クジラといった魚類以外の海洋生物は神格化された人気を獲得しており、なんだかなぁと思うことも少なくない(=物事の一面しか見ないのはあまり好きじゃない)。 しかしながら、よくよく考えると爬虫類が海の中にいるってのは面白い。海生爬虫類というらしく、現存するのはウミガメの他はウミイグアナくらいらしい。今度またちゃんと調べてみようと思う(ガラパゴスのダイビングで見せてもらったウミイグアナは神々しくて後光がさしていた←神格化してる)。 さておき、写真の個体は当地一本目にスポットしたものであり、なるほどウミガメとはこういったシンガポールの都会の内湾でも生息しているのかと、感慨深い出会いであった。いつもよりはほんの少しね。
Palaemonidae sp. – テナガエビ科の1種
エビの分類は正直言ってよくわからないので、間違っているかもしれない。ナイトダイブで確認できた。青い目が綺麗。
Periclimenes platycheles – オシャレカクレエビ
日本でもよくみるオシャレカクレエビ。どの部分がお洒落なのかと不思議に思うもんだが、おそらく関節部分のオレンジであったりハサミの青だったりのことなんであろう。和名の名付け親はとても奥ゆかしい感性の持ち主に違いない。
Pseudopaguristes monoporus
In Singapore ヤドカリはマニアックだ。マニアックすぎるから手が出ない。同時にヤドカリには幼稚園児だって虜にするわかりやすい魅力がある。家ごと移動してるなんて、改めてすごい(英語だとヘルメットになるから味気ない。家のほうがいい)。当地でも度々観察する機会があるが、黄色い家に思わずファインダーを向けてしまった。 http://www.wildsingapore.com/wildfacts/crustacea/othercrust/anomura/hermit/banded.htm
Penaeidae sp. – クルマエビ科の1種
In Singapore これまたよくわからないエビである。いろんなエビが探せばいるものだが、エビカニの世界も大変奥深く、魚類で手一杯なので未分類の子たちが増えていく一方。。
Palaemonidae sp. – テナガエビ科の1種
In Singapore おそらく何かのカクレエビであり、Pontoniinae – カクレエビ亜科に属する種であるかと思うのだが、テナガエビ科が当亜科を包含するのでタイトルの通りの分類としてみた(やっぱりカクレエビの一種のほうがいいかな。。)。 下段の写真は面白い環境におり、カラフルで綺麗だ(この生え物は何と言うんだろう)。上段2枚はヤギについてい抱卵個体をナイトダイブ時に観察した。エビはもっと絞って撮ればいいのだが、この時はちょっと理由があってそれができずフンワリさせてしまった。
Nudibranches – ウミウシ
最近あんまり撮ってないけど、こうしてみるとすごい。
Pomacentrus cuneatus – ウェッジスポットダムセル
Scientific Name: Pomacentrus cuneatusEnglish Name: Wedgespot DamselObserved in: Pulau Hantu, SingaporeObserved Water Depth: Around 10mObserved Timing: Feb-22 昔はアンボンでしか見られなかったスズメダイらしいが、今は当地を含む東南アジア広範囲に生息しているらしい。 Jeffery et al., 1995. New Localities for the wedge-spot damselfish, Pomacentrus cuneatus Allen, 1991 (Teleostei: Pomacentridae) in Southeast Asia https://coralreef.nus.edu.sg/publications/Low1995Raffles_Bull._Zool.pdf
Halichoeres binotopsis – バンデッドレインボーラス
Scientific Name: Halichoeres binotopsis English Name: Saowisata wrasseObserved in: Pulau Hantu, SentosaObserved Water Depth: Around 5-10mObserved Timing: Anytime 英名はSaowisata WrasseともRainbow Banded Wrassとも。 FishBase: https://www.fishbase.se/summary/12789#
Antennarius striatus – カエルアンコウ
Scientific Name: Antennarius striatusEnglish Name: Striated frogfishObserved in: Pulau Hantu, SingaporeObserved Water Depth: 10mObserved Timing: Jan-22
Idiosepius paradoxus – ヒメイカ
世界最小のイカともいわれる当種は2cmで成熟個体となる。当個体もサイズはせいぜい1-2cmであり、見つけるのは至難の業。近くにいたテンジクダイを撮影していたところ、視界の端で何やらアマモを移動して回る微小な物体をとらえ、ファインダーを向けてみるとヒメイカであった。日本にも生息はしているが、自身で発見することができたのは初めてであり、感動もヒトシオであった(ヒトシオってなんだ)。
Chaetodontoplus mesoleucus – チリメンヤッコ
Scientific Name: Chaetodontoplus mesoleucusEnglish Name: Vermiculated angelfishObserved in: Pulau Hantu, SingaporeObserved Water Depth: 10mObserved Timing: Jun-22 尾鰭が青みがかった灰色になるとpoliourus (=Graytail Angelfish)となり日本には生息していない種となる。それにしてもキンチャクダイ科の同定は楽で良い。その為か手持ちの図鑑はやたらとキンチャクダイ科の情報が充実している。
Pomacentrus nigromarginatus – ニセモンツキスズメダイ
雪のように降り注ぐ(しかも大雪)浮遊物の中を動き回るケナゲなスズメダイ。チームは移動中であったが、こんなの見つけたら多少はぐれても撮らないわけにはいかない(でも、ほどほどにしようと最近反省している。。)。 ちなみに当種は日本にも生息しており、それも私が頻繁に訪れる地域に生息しているようであるが、当地で初見となった。 腹鰭上部の黒斑と下部の黄色体色が特徴。成魚になると尾鰭外縁が黒色となるようであるが、幼魚である当個体ではその特徴は観察できない。類似種としてモンツキスズメダイがいるが、体色は黄色くなく尾鰭も黒く縁どられていないとのこと。
Acreichthys tomentosus – フチドリカワハギ
カメラを向けるとひらひらとゆっくりではあるが確実に視線を逸らしてくるカワハギたち。良いアングルで撮るには意外に根気がいります。周囲の環境に応じて体色が変わるようで、写真のどちらもよく溶け込んでいます。