Scientific Name: Acentrogobius sp.English Name: –Observed in: Pulau Hantu, SingaporeObserved Water Depth: Around 15-18mObserved Timing: Nov-21, Aug-22 水深15mを超えると水中の浮遊物によって太陽光がほとんど遮られてしまい、ほどんどナイトダイブのようもなることがある。そうすると水中ライトなくば生物の探索は不能となるが、一方の彼らは昼間モードなのか、敏感にセンサーを働かせて巣穴にそそくさと隠れてしまう。そうしたジレンマと奮闘し続けること30分、いい加減心が折れかけていたその時に、砂に埋もれるようにじっとしていたのがこの個体。調べてみるとキララハゼ属の数種が当地に分布しているようである。本種もまた、外見的特徴からその一種と思うのだが、良い情報が見当たらず、後々訂正するかもしれない。もう1種の発見した当属(と思われる)ハゼは以下リンクです。
HAEMONO in Singapore
Haemono Diving There are many ways and purpose for diving and underwater photography is one of them, which has two major division; wide and macro.The wide is for schools of fish, sea mammals and sharks with coral scenery.The macro is for a few centimeters creatures, capturing a world unable to observe with naked eyes. Each field can be subdivided according to the subject. In terms of macro, it will be gobies, wrasses, anthias, nudibranchs, crustaceans (shrimp & crabs), and plankton as major genre. In such a deep underwater photography world, “HAEMONO” consists especially unique genre. That remarkable feature is “vertebrates are not its subjects”. In other words, they target suspicious…
Platax batavianus – ゼブラバットフィッシュ
Scientific Name: Platax batavianus English Name: Humpback batfishObserved in: Pulau Hantu, SingaporeObserved Water Depth: Around 10mObserved Timing: Aug-22 ちょうど一時帰国からシンガポールに戻った5月、ふとFacebookを開けてみるとゼブラバットフィッシュの幼魚がHantuに出現したとの情報が投稿されていた。しかしどういうことだろうか、大事件として扱われてもよさそうなこの超レア生物の出現に対して、反応は薄く、投稿はひっそりと放置されていた。当地のダイバーの興味をひくものではなかったのだろうか。。その後、追加の目撃例も報告されなかったことから、まるで夢の話であったかのように、記憶の彼方に追いやられてしまった。 それから3か月程が経過したナイトダイブ。なんといたのですよ!育ってしまってゼブラじゃなくなってしまっていたけど!!ほかのツバメウオ属の幼魚と同じく、悠々と水底を泳ぐので、写真を撮るのはそこまで難しくはないのであるが、100㎜クラスのマクロレンズには大きすぎて、全身を収めることはできなかったのが悔やまれる。が、ほんとにシンガポールの海も捨ててもんじゃない!素晴らしい。当地の周りだと、レンベやバリ島でも観察されているようで、次回はぜひともゼブラ柄の幼魚を見てみたいなぁ。いい夜でした。
Istigobius goldmanni – ヒメカザリハゼ
Scientific Name: Amblyeleotris periophthalmaEnglish Name: Black-spotted lagoon-gobyObserved in: Pulau Hantu, SentosaObserved Water Depth: 3-15mObserved Timing: Anytime クツワハゼ属の分類ちょっとよくわからないので、とりあえず。あとで見直す。
Amblyeleotris periophthalma – ダンダラダテハゼ
Scientific Name: Amblyeleotris periophthalmaEnglish Name: Periophthalma prawn-gobyObserved in: Pulau HantuObserved Water Depth: Around 15mObserved Timing: Jul-22, Aug-22 久しぶりに潜ったシンガポールの海。透明度はいつものように悪いが、いつにもまして目が慣れてこない。マスクが曇っているのか、単に視界が悪いのかわからんが、何度もマスククリアをしていると、さらに視界は曇る。一面魚だらけの八重山の記憶が、一瞬にして塗り替えられた。難しい海だ。 そうしてしばらくモヤモヤしていると、突然前方にポツンと背筋を伸ばしたハゼがいるではないか。この美しい体色と模様はダンダラダテハゼ。八重山では決して珍しい種ではないが、当地では初めて見た。若魚の段階、水深は少し深めの15メートル。暫く泳いでいると、成魚にも出会えた。棘条となった第一背鰭がカッコいい。その後の目ぼしい出会いはなかったが、この子で十分満足の一本。
Abudefduf sexfasciatus – ロクセンスズメダイ
Scientific Name: Abudefduf sexfasciatusEnglish Name: Scissortail sergeantObserved in: Sentosa SingaporeObserved Water Depth: Less than 5mObserved Timing: Jun-22
Lighting in Snowish Sea
1. Blizzard Always Visibility is one of the most important factors that characterize a diving experience. Typically, people prefer clearer and bluer waters, with visibility over 20 meters. Drifting through beautiful coral reefs while schools of sharks and eagle rays pass by is an unforgettable sight. As someone who loves macro photography, higher visibility also offers many benefits, making it easier to spot and capture fish. However, when it comes to diving in Singapore, desiring more than 10 meters of visibility might be asking too much. In reality, you should expect less than 5 meters. Continuous marine snowfall, at times resembling a blizzard, settles on the coral, making photography complicated.…
Bryaninops sp. – ガラスハゼ属の1種
Scientific Name: Bryaninops sp.English Name: –Observed in: Pulau Hantu, SingaporeObserved Water Depth: Around 20mObserved Timing: Feb-22 水深20mにて観察。体色からしてウミショウブハゼ属なのかなとも思ったが。そういえば、両属を区別するものってなんなんでしょう。このウミヤギに複数個体がついてました。同定に至るような情報もなく、またの機会が得られるまではとりあえず。
Amblyeleotris sp. – ダテハゼの1種
Scientific Name: Amblyeleotris sp.English Name: –Observed in: Pulau Hantu, SingaporeObserved Water Depth: Around 15mObserved Timing: MAR-22 透明度が3m未満であることが通常である当地の海において、水深20m程度ともなると太陽光が遮られほとんどナイトダイブに近い様相となることもある。幸いにも撮影時には比較的水が澄んでおり、過度にライトを当てることなく生物探索をすることができた。当個体は幼魚であり、第一背鰭に黄小点が密在しているなどヒメダテハゼに似るが、横帯の入り方が異なっており取り合えずspとしておく。 Side Story photography ヒメダテハゼ雄のディスプレイ行動。鰭を全開にして飛び立つ。共生エビに部屋掃除をさせつつ、自身は玄関口でだらっとしている、あのいつもの感じとは、打って変わった逞しさにあふれている。
Amblygobius stethophthalmus
Scientific Name: Amblygobius stethophthalmusEnglish Name: Head-stripe lagoon-gobyObserved in: Pulau Hantu & Sentosa, SingaporeObserved Water Depth: Around 5-15mObserved Timing: Anytime 当地では一般的なサラサハゼ。絶妙な(というか微妙な?)色の取り合わせは、、ちょっと悪趣味な感じがしないでもない。ペアでいたり単独でいたり、水路脇でずっと鰭を開いてフワフワしてたりもする。疲れないのかしら。英名はFreckled gobyともいうらしい、つまりソバカスハゼ。額のところの斑点のことですね。 https://www.fishbase.se/summary/62722
Meiacanthus grammistes – ヒゲニジギンポ
Scientific Name: Meiacanthus grammistesEnglish Name: Striped blennyObserved in: Pulau Hantu, SingaporeObserved Water Depth: Around 10-15mObserved Timing: Jan-22 複数匹でくるくる回って威嚇し合っていたヒゲニジギンポ。いつかの沖縄で見たオウゴンニジギンポもこうした行動をとっていた。 一見、求愛なのかと勘違いしてしまうほど優雅な行動である。泳ぎすぎていかず、ヒレを開いてディスプレイをするので撮影には持ってこいのシーンだ。こうして比較してみると、ヒゲニジギンポは鰭が長く大きく迫力がある。 なお今回分類を整理するにあたり、ギンポが複数科に分かれて存在していることを初めてしった(ギンポ科に複数属がぶら下がっているのだと思っていた。。)。そこまでギンポの写真が増えるとも思えず、分類の粒度が合わなくてとても気持ち悪いのであるが、ギンポ亜目としてまとめることとした。なお本種はイソギンポ科に属す。毒を持っている。 Side Story Photography くるくる回るオウゴンニジギンポ(Meiacanthus atrodorsalis)。こいつも有毒。
Exyrias belissimus – オバケインコハゼ
Scientific Name: Exyrias belissimusEnglish Name: Mud reef-gobyObserved in: Pulau Hantu & Sentosa, SingaporeObserved Water Depth: Around 3-15mObserved Timing: Anytime オバケインコハゼと言ったら撮れそうで撮れないハゼであった。ファインダーを向けようとするとヌルっとサンゴの奥や岩陰に逃げ込まれ、悔しい思いを何度もしてきたのは私だけではあるまい。どんくさそうな見てくれに騙されてはいけないのだ。細心の注意を以てアプローチし、最小限の動きでそっとシャッターを切らねばならない。 しかし(!)、当地では撮り放題である。数が多く、サンゴやガレなどから離れたオープンスペースでぼーっとしているのをよく見かける。体調は大きいもので10cmを超える。幼魚は見ないが、若魚はそれなりに数がいる(写真3,4枚目がそれ。当初はマダラハゼか何かかと思ったが顔の特徴や胸鰭上部の様子はオバケインコハゼだ)。
Exyrias puntang – インコハゼ
Scientific Name: Exyrias puntangEnglish Name: Puntang gobyObserved in: Sentosa, SingaporeObserved Water Depth: Less than 3mObserved Timing: Anytime ヒルギ(マンングローブ)の根本にいる汽水域のハゼとして認識していましたが、当地では港の中の水深数メートルの開けた転石の周りにおり、姿を確認すること自体は容易ですが、写真を撮ろうと気取られた瞬間、ヌルっと岩陰に逃げていきます。 岸壁の縁に吹き溜まりとなっている泥まみれの海藻を、口の中に入れているのもよく観察されます。味覚があって食事をしているわけではないのかもしれないが(実際どうなんだろう)、この子には生まれ変わりたくはないなぁ。 成長した個体もまま見られ、その全長は100mmクラスのマクロレンズでは収めるのが困難なほどに大きくなります。背鰭は常時開きっぱなしでいます。インコハゼ属の特徴なのでしょうか。 Side Story photography 同属のイトヒキインコハゼ – Exyrias Akihito、豪華な鰭を全開にしながら泥がかった水底を移動している。学名はハゼ学者の上皇陛下への献名。高貴ですね。
Valenciennea immaculata – イマキュレートゴビー
Scientific Name: Valenciennea immaculataEnglish Name: Immaculate GlidergobyObserved in: Pulau Hantu, SingaporeObserved Water Depth: Around 10-15mObserved Timing: Nov-21 If you want to see a variety of goby, Hantu West is the best choice. Paying full attention not to create smoking and keeping a needful distance to them, you may get reasonable number of opportunity for observation. 日本にはいないクロイトハゼ属、イマキュレートゴビー。観察した個体はまだ小さく、綺麗な色をしている。当地で潜り始めてまもなく観察機会を得たが、それ以降は一度も出会っていない。生息環境の当たりはついているので、ちゃんと探せばまたいるかな。 ttps://fishesofaustralia.net.au/home/species/174
Nemipteridae sp. – イトヨリダイ科の1種
Scientific Name: Nemipteridae sp.English Name: Monocle Bream sp.Observed in: Sentosa, SingaporeObserved Water Depth: Less than 5mObserved Timing: Anytime A common monocle bream often find in shallow water. It has pinkish fins.It must have a specific name but still cannot find a good information. 当地では数少ないイソハゼをサンゴ周りで探していたところ、視界のわきからヌルっと現れた。そんな動きがテンジクダイ的で、思わずファインダーを奪われてしまった。鰭がややピンクがかっている。 図鑑他の情報に当たってみたが、同定に至るものは見つけることができず、とりあえずspとしておく。このエリアでは最も安定的に観察できるタマガシラの1種であり、きっと学名も英名もついていると思うので、諦めずに同定のための情報を探してみようと思う。
Scolopsis margalitifer – シンジュタマガシラ
Scientific Name: Scolopsis margalitiferEnglish Name: Pearly monocle breamObserved in: Pulau Hantu, SingaporeObserved Water Depth: Around 10mObserved Timing: MAR-22 英名はPearly monocle bream。写真は幼魚であり、成魚は25cm程度まで成長する。当地で初見となったかと思ったが、一応Lightroomで検索をかけたらヒットした。 撮った写真は可能な限り同定し、撮影地などと共にメタ情報に記録するようにしている(だからLightroomで魚の名前で検索がかけられる)。これが中々めんどくさい作業なんだが、図鑑を当たりながら被写体について思案するのは勉強になることが多い。が、やはり楽に同定ができるに越したことはない。 その意味で、AIによる同定が機能すればと思うが、Linne Lens(というアプリがある)の精度は今一つである。光の当たり方、成長段階、雌雄、婚姻色など一つの種でも様々な姿があるため、実用に耐えるものを作るのは難しいのだろうか。ちなみに鳥類の同定はMerlinというアプリの精度が本当に素晴らしく、世界中の鳥類の同定が携帯でできてしまう。データベースの量が圧倒的に違うはずであり、それも理由だろう。水中世界はニッチだ。 Side Story Photography 日本で実は撮影していたシンジュタマガシラ。当地はタマガシラの種類が豊富だと思うのであるが、それと同時に普段タマガシラにほとんど注意を払っていないことがよく分かった。
Pentapodus bifasciatus – ホワイトショルダーウィップテイル
Scientific Name: Pentapodus bifasciatusEnglish Name: White shoulder whiptailObserved in: Sentosa, SingaporeObserved Water Depth: Less than 5mObserved Timing: Anytime 割と大きい種類の魚であり、浅瀬を縦横無尽に泳ぎ回っている。体色はくすんでおり地味だ。こうして整理してみるとシンガポールの海はイトヨリダイ科の多様性に富んでいる。
Cheilodipterus singapurensis – シンガポールテンジクダイ
Scientific Name: Cheilodipterus singapurensisEnglish Name: Singapore CardinalfishObserved in: Sentosa, SingaporeObserved Water Depth: Less than 5mObserved Timing: Mar-22 This big Apogonidae is called Singapore Cardinalfish, I’d never known that there is a fish whose name has “Singapore” till writing this article.It hid inside a same color coral and well camouflaged, that makes autofocus disable. A lighting get it swam away, of course. It’s the dilemma. 水深10m以浅に生息する大型のテンジクダイであり、サンゴに同化して隠れているようにいた。掲載に当たり同定をしてみて、初めて種名を認識したが、シンガポールの名を冠したテンジクダイがいたとは。。なんだか少し愛着が沸いたので、これからは気を付けて観察してみようと思う。見た目通りの肉食性。サンゴの暗がりこのような大き目の横長の被写体は、中望遠マクロの射程距離ではない(かつ撮影地は浮遊物が多い)ので撮影に苦労させられます。
Favonigobius opalescens – ツマジロヒメハゼ
Scientific Name: Favonigobius opalescensEnglish Name: –Observed in: Sentosa, SingaporeObserved Water Depth: Less than 5mObserved Timing: Anytime Favonigobius genus is well camouflaged by sand. Observe & observe its environment with a trust of existence of something, then eventually you may find that, perhaps. It has white mark on a edge of its first dorsal fin.Only taking photograph, we can realize it has complicated shiny colors. 島内のラグーンと内湾を繋ぐ水路のわきでオイランを撮影していたら、視界に飛び込んできた見慣れないハゼ。水深は2-3m程度。目立たないがよく見るときれいな色を持っています(拡大してご覧ください)。写真二枚目は別日に撮影したもの。こちらのほうが名前にもある第一背鰭棘条の間の白い部分がよく見える。写真3枚目もさらに別日に撮影。これまでのいづれも、他の被写体を撮影していたら偶然傍に当種がいた。。逆に言えば、背景にすごく馴染んでいるので、当種を探そうと思ってもなかなか探し出せない気がする。個体数は決して多くはないと思うが、きっとそれなりにいるのだろう。
Unindentified Gobiidae- 未同定ハゼ
Scientific Name: ??English Name: ??Observed in: Pulau Hantu, SingaporeObserved Water Depth: Around 10mObserved Timing: Jan-22 It is completely unidentifiable goby for me, even about genus. You may find a pairs in right photo. 当地ではサンゴへの堆積物の固着が常態化しており、イソハゼ属やベニハゼ属が極端に少ないように思われる。つまり、水底ではない場所でハゼらしき魚が見えると、この機会逃してはならぬ、と息巻いてカメラを構えることとなる。こうした殺気が伝わったのか(単に体勢の安定に時間がかかっただけだったような気もする、、)当種については全身のしっかりとした記録ができず、未同定種として掲載する。 写真をよく見ると右岩陰にも同種の個体の存在を確認できるが、水中では全く目に入ってこなかった。。。
Pseudochromis ransonneti
Scientific Name: Pseudochromis ransonneti.English Name: Karimunjawa dottybackObserved in: Pulau Hantu, SingaporeObserved Water Depth: Less than 10mObserved Timing: Anytime I recently realized a complexity of identification about dottyback, a group I had ignored. Body color seems not stable so much for some species, and make it difficult for identification.
Pseudochromis nigrovittatus
Scientific Name: Pseudochromis nigrovittatusEnglish Name: Blackstripe dottybackObserved in: Pulau Hantu, SingaporeObserved Water Depth: Around 10mObserved Timing: Jan-21 It is a dottyback. However, I’d been wondering identification after taking those photos.No confident information was found in books for identification nor on internet.But finally, I might have reached a conclusion as above. Comparing to the other image, the observed has lighter colored stripe, and the upper part is more pinky. 撮影してから長らく同定ができずにもやもやしていたのですが、恐らくこれだろうという情報を見つけられました。しかし、情報によると当種は通常シンガポールでみられる個体なのかは微妙なところで、自信はありません。メギスの世界も奥が深いようです。
Scolopsis lineata – ヨコシマタマガシラ
Scientific Name: Scolopsis lineataEnglish Name: Striped monocle breamObserved in: Pulau Hantu, SingaporeObserved Water Depth: Around 10mObserved Timing: Nov-21, Jan-22 ふかふかの砂に埋もれるようにしていた当種。それぞれナイトダイビングで出会った。横帯の入り方が複雑であり、種の同定にイマイチ自身が持てないが、近そうなのがこのヨコシマタマガシラであった。日本にも生息しているようだが、認識したことはない。
Pentapodus paradiseus – パラダイスウィップテール
Scientific Name: Pentapodus paradiseusEnglish Name: Paradise WhiptailObserved in: Pulau Hantu, SingaporeObserved Water Depth: Around 10mObserved Timing: Nov-21 タマガシラの仲間であり、黄色い縦帯と薄ピンクの体色がとても特徴的な当種。証拠写真にもならないクオリティであるが、記録として残しておく。よく似た種にPentapodus setosus – Butterfly whiptailがいるが、黄色縦帯の下の暗い茶色の縦帯が当種のようにはない。 https://www.fishbase.se/summary/5870
Ostorhinchus endekataenia – コスジイシモチ
Scientific Name: Ostorhinchus endekataeniaEnglish Name: Candystripe cardinalfishObserved in: Pulau Hantu, SingaporeObserved Water Depth: Around 8-10mObserved Timing: Feb-22, Aug-22 シンガポールにおける海の季節は日本のそれよりも1か月ほど早いように思われる。撮影時点の2月は海の中が春めきだし、イシモチの口内保育が確認例が報告されていた。そうしたことから、躍起になってイシモチを探していたのであるが、そんな時に限って見つからない。ようやく見つけても卵は抱えておらず出会いはならなかった。 淡い色の体色、先の丸まった尾鰭に大き目の黒点が特徴的。 https://www.fishbase.se/summary/Ostorhinchus-angustatus.html
Ostorhinchus margaritophorus – マルガリータテンジクダイ
Scientific Name: Ostorhinchus margaritophorusEnglish Name: Red-striped cardinalfishObserved in: Sentosa, SingaporeObserved Water Depth: Less than 5mObserved Timing: Anytime, Apr-22 for mouth breeding Cardinalfish is a famous about mouth breeding. Male breeds their egg in his mouth and does not feed himself till hatch-out.For this mouth breeding purpose, male gets a relatively longer and bigger jaw, comparing to female.On a first and second photos, you may recognize eggs with eyes. It’s the astonishing behavior, indeed. 水深2-4m、多ければ20匹くらいで群れている小型のテンジクダイ。観測したのは4月であり、口内保育をしている。たまたま抱卵個体を撮影していたので、現像時に抱卵の事実に気づいたものの、観察力のなさを本当に残念におもう。。泣 というわけで、後日また抱卵個体を撮りに行った。よくよく観察すると、口を常にパクパクとしながら、新鮮な水を口内に循環させる動きをしている。そして明らかに顎が張って受け口になっている(ので、よく見ればすぐわかる。。。)。 ところでこのテンジクダイの保育だが、オスは保育期間中何も食べずに子育てに専念するという涙ぐましいエピソードが有名なのかと思うが、実は場合によっては卵を食べてるらしい(!!)という衝撃の事実を知った。観察者(=人間)のこうだったらいいなとか、美しいなとかいうエゴイズムを叩き潰してくる自然。とても素敵です。生きることに真っすぐなのが、自然の楽しさです。(そう考えるとなんだか悪い顔してる?←というのも人間のいい迷惑な解釈か)。
Chelmon rostratus – ハシナガチョウチョウウオ
Scientific Name: Chelmon rostratusEnglish Name: Copperband butterflyfishObserved in: Pulau Hantu & Sentosa, SingaporeObserved Water Depth: 3-15mObserved Timing: Anytime Most common butterflyfish in Singapore. It’s very charming appearance indeed as you see.Long snout and bright orange is the remarkable characteristic of this species. Juvenile is also very common, and often found in pairs. 当地を代表するチョウチョウウオであり、様々な場所で見ることができる。その名の通り長く突き出た吻が特徴的で、綺麗なオレンジの横帯やカッコイイ腹鰭と併せて魅力的な外見をしている。幼魚を見ることもできるし、ペアをみることも多い。仲良く餌をついばんているのは良い光景。写真を撮るべく近づいてペアを離れ離れにさせてしまったりする。気を付けてはいるが、申し訳ない。
Eviota sp. – イソハゼ属の1種
Scientific Name: Eviota sp.English Name: Dwarfgoby sp.Observed in: Sentosa, SingaporeObserved Water Depth: Less than 5mObserved Timing: APR-22 ついに発見した2種目のイソハゼが当種である。キンホシイソハゼも住むサンゴの砂溜まりにいるのを遠目から確認し、驚かさぬよう慎重にアプローチ。何とかピンを得て撮影することができた。ご覧の通りとても小さく、1-2cmくらいだろう。この手の模様が似たようなイソハゼがいくつかいるので、種の特定はいったん放棄する。
Chlorurus spilurus
Scientific Name: Chlorurus spilurusEnglish Name: Pacific bullethead parrotfishObserved in: Sentosa, SingaporeObserved Water Depth: Around 3-5mObserved Timing: Anytime Observed one is a juvenile of this species and often be with Orange-dotted tuskfish. 和名のない外国のブダイであるかと思いきや、日本にもいるということが図鑑には書いてある。ハゲブダイ属である。ハゲブダイとは禿かつ不細工な感じを彷彿とさせる、中々に直球な命名だなといつも思うのだが、どうやら調べてみると、ハゲとは体の模様が一部剥げたような状態を指すものであり(つまり、「禿」じゃなく「剥げ」だった)、ブダイの「ブ」も別に不細工の「ブ」というわけでもないらしい。 英名はPacific Bullethead Parrotfishであるが、ぎろっとした目ややや突き出た吻(クチバシ)は、なるほど確かにインコっぽいし、ブタイよりはいい感じがする。
Plectorhinchus chaetodonoides – チョウチョウコショウダイ
Scientific Name: Plectorhinchus chaetodonoidesEnglish Name: Harlequin sweetlipsObserved in: Pulau Hantu, SentosaObserved Water Depth: Around 5-8mObserved Timing: Oct-21, Feb-23 イサキ科コショウダイ属。写真の幼魚は初回のダイビングで観察したため、当地における一般的な種であると想像したが、それ以降機会がない。もっと粘っていろんな写真を撮ればよかった。成魚は桟橋の橋桁水深2-3m付近に定着している。セントーサ島においても若魚の観察をする機会を得た。白黒の模様が奇抜で、どこか危険な雰囲気を醸している。 “Sweet lip” in the name appears only when it is grown up.As same as the other in this genus, a juvenile swims as if dancing.I am not sure about this local rarelity, but I have not yet gotten the second chance for the jevenile since I spotted in a first dive in Singapore.Adult is quite common, you can find it always around the bridge column in Hantu North.
Acntrogobius sp. – キララハゼ属の1種
Scientific Name: Acntrogobius sp.English Name: –Observed in: Pulau Hantu, SingaporeObserved Water Depth: Around 10-15mObserved Timing: Nov-21 The most mysterious Gobiidae for me is Acntrogobius genus, observation opportunity so far was quite limited.I am even quite not sure whether this individual is belong to this genus, however, its bright blue under the greyish body would be the distinctive characteristic of this group.Should you have any suggestion on an identification, that would be most welcomed. 当個体を撮影したときの状況の記憶がほとんどない。ブルーに輝く体色を下地に持つのは、キララハゼ属の特徴であり、そのほか外的特徴もそれと大きく外れないことから属の判断をしたが、種についてはよくわからない。一方で本属は、主に河口域やその内湾に生息すると書いてあるが、観測場所は河川が周囲にある環境ではない。キララハゼ。キラキラしていてなんだか素敵な名称だけど、馴染みがなく謎多きグループだ。本属の別種と思われる観察記録は以下リンク。
Istigobius rigilius – マダラカザリハゼ
Scientific Name: Istigobius rigiliusEnglish Name: Rigilius gobyObserved in: Pulau Hantu & Sentosa, SingaporeObserved Water Depth: Around 3-15mObserved Timing: Anytime If you find around 5cm sized goby, crawling on the bottom of the sea, thenI would say it can be Istigobius rigilius in more than 80% probability. Very common. 当地における超普通種。とりあえずカメラの設定をこいつを撮ってみて調整することが多い。
Bryaninops amplus – オオガラスハゼ
Scientific Name: Bryaninops amplusEnglish Name: Large whip gobyObserved in: Pulau Hantu, SingaporeObserved Water Depth: Around 10-15mObserved Timing: Anytime Their dwell “whip” is often seen in this area, however I think, whip-goby genus is not very common. This is Large whip-goby. Identification of the Bryaninops genus is complexed actually, and it is by the starting point of 1st dorsal fin and location of red band. ガラスハゼ属の同定は難しい。赤色横帯と第一背鰭の起点の位置がその判断材料の一つであることを教えていただき、それがよく観察できるように写真を撮るようにしている(2枚目がそれ)。水中ではそんな位置の違いを肉眼で確認することは困難なのであるが、雰囲気同定がだんだんとできるようになってくる(ような気がする)。ところで、当地ではムチヤギがそこそこ繁茂しているのであるが、その割にはガラスハゼ属の観察機会が少ない。どういうわけだろう。。
Ctenogobiops pomastictus – シノビハゼ
Scientific Name: Ctenogobiops pomastictusEnglish Name: Gold-specked prawn-gobyObserved in: Pulau Hantu, SingaporeObserved Water Depth: Around 10-15mObserved Timing: Jan-22 This is the very common species in Japan, however herein Singapore, I had not observed any Ctenogobiops genus. So, first when I encountered it, I believed it must be something new one for me or even it could be a new discovered one.It might be recognized not so great appearance for shooting since its coloring is very simple. However, as you see it has blue or red on its dossal fins, make it fissionable. シノビハゼ属といったら透明で地味であり、個体数も多いので素通りされがちなのかと思うが、開いた鰭の青や赤、体のオレンジは目を引く美しさがあるように思う。当地においては現状、唯一の観察できたのが当個体であり、長らくシノビハゼ属の何かを見ていなかったため、なにか新種のハゼでも見つけたかと思って興奮したが、なんのことはなくシノビハゼだった。 https://www.fishbase.se/summary/7210
Trichonotus setiger – ベラギンボ
Scientific Name: Trichonotus setigerEnglish Name: Spotted sand-diverObserved in: Pulau Hantu, SingaporeObserved Water Depth: Around 10mObserved Timing: Anytime ベラなのかギンポなのか、どちらとも似つかない当種が何故ベラギンポと呼ばれるのだろう。英名は的を得ないか、適当な場合が多く、覚える気にはならないが、当種Spotted Sand-diverはいい感じだと思う。しかし、Spottedを取ってSand-diverとなれば、それはエソのことをいったりもするらしく、なかなか体系だっていて味気ある名称を付けるのは大変なようだ。 砂地に生息し体色は保護色となるためピントはマニュアルで合わせたほうがよさそう。ベラギンポ科ベラギンポ属に属す。同属のリュウグウベラギンポにはいつか会ってみたい。 Side Story Photography いつか会ってみたいと思っていたリュウグウベラギンポ。撮影の機会を得ました。オス同士でくるくると輪になって高速回転し威嚇しあう。マンタなんかを見るよりも遥かに多くのアドレナリンが駄々洩れになります。
Abudefduf bengalensis – テンジクスズメダイ
Scientific Name: Abudefduf bengalensisEnglish Name: Bengal sergeantObserved in: Sentosa SingaporeObserved Water Depth: Less than 5mObserved Timing: Mar-22 オヤビッチャ属は私にはややこしすぎて水中で見分ける日は永遠に来ないのではないかと思う(ややこしい以上に、愛着がないのが何よりの理由ではある)。 本種横帯の本数は7本であるがシチセンスズメダイとは別種である。シチセンの背鰭後方は丸まっている一方、本種はシュッと尖っている。おなじオヤビッチャ属ではあるが、綺麗な色合いで目を引き付けるのがロクセンスズメダイ。日本には死ぬほどいるので、ただの風景としてしか存在していなかったりするが、当地ではスター級の存在感でキラキラのオーラを振りまきながら泳いでいる。 Side Story Photography (左)岩肌に紫色の卵を産み付けるオヤビッチャ、(右)ロクセンスズメダイ。撮影はいづれも日本。
Cryptocentrus inexplicatus – ブチハゼ
Scientific Name: Cryptocentrus inexplicatusEnglish Name: Inexplicable shrimpgobyObserved in: Pulau Hantu, SingaporeObserved Water Depth: Around 3-4mObserved Timing: Feb-22 Why it is called inexplicable? 3-4mの浅瀬にて観察した共生ハゼ。属もよくわからない。幼魚であり、大きさは2cm程度だと思う。ところで最近、水中での生物の大きさをもう少しまともに把握するために、定規的なものを持って海に入ったほうがいいと思い出した。目盛り付きの指示棒が市販されており、当地でも手に入るが、いかんせんデザインがダサい。。お気に入りの手持ちの指示棒を何とか加工できないだろうか。。。 追記)同定を諦め放置していたが、サイトを整理していたところ、一時帰国時に初めて観察した成魚と特徴がよく似ていることに気づいた。こうして写真を見くらべてみると、ラインの入り方や形も合致し、ブチハゼで間違いないだろう。イトヒキハゼ属とは気づけなかったのがちょっと悔しい。 Side Story photography 一時帰国時に撮った成魚の個体。オイランハゼのいる浅瀬の環境にいる。年によって多く出たりでなかったりということで、私は今回初めて見ることができた。
Hemiglyphidodon plagiometopon – スズメダイモドキ
Scientific Name: Hemiglyphidodon plagiometoponEnglish Name: Lagoon damselfishObserved in: Sentosa, SingaporeObserved Water Depth: Less than 5mObserved Timing: Anytime As named, it is in Sentosa lagoon and especially, this photographed individual always swimsaround this orange coral together with Barred soapfish.By the way, visiting the same site recently, I realized the half of this coral is taken away. It’s the unbelievable and the shame if it has no justification… 種を知るうえで名前は大事な入り口だ。名前により記憶がインデックス化され、観察した姿や図鑑に記述されている生態の情報をリンクしていくことができるようになる。さらに時に名前は、その種に愛着を感じる要因にさえなり得たりする。例えばモモイロカグヤハゼ、またはイザヨイベンケイハゼなど、なんとも素敵な命名ではないか。 その名前であるが、本種、スズメダイモドキとはなんとまた可哀そうな名づけをされたもんだ。科名や属名と同じ種名というだけで、手抜き感が感じられてしまうのに、さらにモドキとはなんとまぁ。。(人間でいえばニセ太郎みたいな感じだろうか。ん、ちょっと違うか。ヒトモドキ??まぁいいや。)。 ちなみに、幼魚はギンギラに青光りしたラインが入った派手めの見てくれをしているようである。石垣などで時期に行くと見れるみたいなので、いつかリクエストしよう。 当個体はこのサンゴの周りを根城にしており、いつ行っても同じ場所にいる。キハッソクやキンホシイソハゼのいるサンゴだ。保護色になっているので私の器材ではオートフォーカスしない。泣
Dischistodus prosopotaenia – ダンダラスズメダイ
Scientific Name: Dischistodus prosopotaeniaEnglish Name:Honey-head damselObserved in: Pulau Hantu, SingaporeObserved Water Depth: Around 5-10mObserved Timing: Anytime スズメダイの美しいポイントはいくつかあると思うが、1つは腹びれだと思う。体高に対して長めであり、エレガントな曲線を描いた左右一対の腹鰭を重ならないように、絶妙なアングルで撮らねばならない。正面顔なども撮ってもいい。しかし、加齢に伴い可愛さ満点の写真を撮るのがだんだんと憚れるようになってきたので、人に見つからないようにコッソリ撮り、間違ってもログ付けの時に公開したりせぬようフォルダの奥にしまったりしている。 Side Story photography もっと小さい幼魚の段階はこんな感じ。あざとさMAXで訴えかけてくる感じはスズメダイの幼魚の中でもTOPを争う。 Reference
Bathygobius sp. – カワクモハゼ
Scientific Name: Bathygobius sp.English Name: –Observed in: Pulau Hantu, SingaporeObserved Water Depth: Around 10mObserved Timing: Nov-21 以下キンホシイソハゼの投稿でイソハゼ属の探索について書いたが、サンゴ周りで動くハゼがいないか探しまくっていた、その副次的成果として当種を発見した。イソハゼにしては明らかに大きいし、これまで見たハゼのどれとも異なる当種は一体何なんだろうと図鑑をめくりながらしばらく悩んだが、カワクモハゼが一番近そうであるという結論に達した。 当種の他、現時点ではクロホシハヤズハゼと合わせて2種のクモハゼ属を確認した。いづれもナイトダイブであった。昼間に比べて水が澄んで観察に適した状態となるのに加えて、サンゴの隙間から夜になると出てくるのであると思われる。 Reference